勉強の「勝ち」と「負け」

つばめ学院の関口です。

 

昨日、ある方に本を薦めて頂きました。

 

梅原大吾 著

「勝負論 ウメハラの流儀」

 

 

 

とても面白い本でした。

 

プロゲーマーとしてギネスにも載っているという著者が、「勝ち」とは何か「勝ち続けるとはなにか」をゲーム用語なしに一般化して語っています。

 

特に深く染みた言葉をご紹介して、勉強話につなげたいと思います。

 

梅原さんは「勝ち続ける」とは「成長し続けること」と定義します。

 

そして、目先の勝ち負けではなく、勝負までに何をして、どう成長に結びつけるかこそが重要であると語ります。

 

ここが、まさに「我が意を得たり!」なんです。

 

勝負の前に、勝ち負けは決まっているんです。

 

物事の価値は、勝負の結果にあるのではなく、勝負の直前までに何をしたのか?にあるんです。

 

私はそう確信しています。

 

定期試験を例にとります。

 

定期試験の価値は、その試験までに「何をしたのか?」にあります。

結果にはありません。

 

もう少し補足しますね。

 

定期試験前に「前回の2倍の勉強をした」子がいたらどうでしょうか?

 

もう、この子はその時点で「勝ち」です。

 

つまり、価値をつかんだということです。

 

結果が仮に振るわなかったとしても、「何が違っていたのか?」と考える土台ができます。

 

他方、定期試験に向けて「前回と同じように」勉強した子はどうでしょうか?

 

その時点で「負け」なんです。

 

なぜなら、その結果は運任せだからです。

 

運が良ければ点数が上がるでしょう。

運が悪ければ下がるでしょう。

 

その程度の事に一喜一憂するんです。

 

なんの価値もつかんでいません。

 

 

大切なポイントは、

 

「全ては試験前に決まっている」

 

「やるべきをやったら、その時点で勝ちだ」

 

という事です。

 

このポイントを理解して、行動を続ける子は、間違いなく継続的な成長を続けて、望む結果を手にします。

 

この事を理解せずに行動しない子が、望む結果を得るかは…運です。

ギャンブルと同程度の話だと思っています。

 

人生の重要な局面を「運任せ」にしない方法は確実にあります。

 

「将来の幸せ」に確実に歩み寄る方法は確かにあるんです。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。