つばめ学院の関口です。
今日は「継続のコツ」について書きます。
これは関心のある方も多いトピックなのではないでしょうか。
本題の前に、ちょっとだけ脱線します。
私は教室でよく、「英語の音読」について話をします。
「毎日、30分教科書の音読をしてみて欲しい。絶対に成績が上がることを保証する。世の中に”絶対”という事がいくつかあるんだ」
という話をします。
経験値的に言うと、30人に話をして、その日のうちに音読をする子は4〜5人程度でしょうか。
半年後にその音読を続けている子は、1人いるかいないか。そんなところです。
大切な事なので、繰り返します。
「100%確実に成績が上がる方法」なんです。でも、ほとんどの子がやらない。いや、やれない。
大変な事でもないのに。です。
簡単な事を、ただ「継続」すれば良いだけなのに、それができない。
できないうえで、試験前にバタバタしてみたり、徹夜してみたりするんです。
なんだか変ですよね。
今日のお話で書きたい事は「その先」のお話しです。
なぜ「継続」できないのか?
私は「ある事が分かっていないから」だと考えています。
「ある事」とは何か?
「”再開”こそが一番難しい」という事実です。
物事を始める時は、難しくないんです。
モチベーションも高いですから。
「やるぞ!」と思って何かを開始します。
でも、「再開」は違います。
そもそもモチベーションが落ちている。
(だから、中断したんです)
そして、中断した自分が「ちょっと嫌い」になっています。
だからこそ、「再開」は難しいんですね。
逆に言うならば、「”再開”は難しい」と知るだけで、再開がぐっと楽になります。
なにせ、「一番難しい事」をやるのですから、モチベーションを上げて立ち向かう必要があります。
そう。「継続のコツ」とは「再開する覚悟」の事なんです。
「もし中断しても、また再開するぞ」という気持ちが、結果として継続の力になります。
多くの場合で、「継続」に対する意識は強くても、「再開」に対する意識は低いのです。
最も難しく、最も大切な「再開」なのに、です。
私がブログを書き始めてから、もうじき2年が経とうとしています。
最初の1年目は、それこそ365日休まず更新をしました。
それは、「中断が怖い」からです。
一度中断してしまうと、二度と再開できないような気がしていたからです。
今は違います。
ちょくちょく、更新をサボっています^^;
私はこれを自分の「進化」だととらえています。
更新をサボるには理由があって、先月に「やること」を詰めすぎた結果として突然倒れて関係者の皆様にご迷惑をかけたことがあります。
ですから、今は「疲れてたら更新しない」というマイルールでブログを書いています。
でもこれは、1年前の自分ではできない事だと思っています。
そう。それは、上記の通りなんです。
「ちょくちょくサボる」は「ちょくちょく再開する」と同義だからです。
1年間の継続のおかげで、私は「再開」の壁をラクに乗り越える力を得ました。
だからこそ、「不定期更新」ができると自分では思っています。
話を戻します。
「継続」のコツは「再開」にあると思っています。
継続できずに中断した自分を責める必要はありません。それは自然な事だから。
再開に対して腰の思い自分を嘆く必要はありません。それが一番しんどい事だから。
たった、それだけの事を知るだけで。
物事の継続はずっとラクに考えることができるのではないでしょうか。
何度中断しても良い。その度に再開すれば良い。
それが、結果としての「継続」になるはずです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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