お子さんに「伝わる」声がけの極意

つばめ学院の関口です。

 

今日は禁止命令について書きます。

 

度々、このブログで取り上げている内容ではありますが、ご家庭でも活用して頂きたいので今日もちょっと違う角度から書いていきますね。

 

まず、「禁止命令」とは何か。

 

「〜してはいけない」という命令です。

 

多くの場合、「〜するな」という命令は、非常に効果が薄いものです。

 

勉強の場合で言えば、、、

 

「計算ミスをしない」

 

「忘れ物をしない」

 

「いい加減な字を書かない」

 

という感じでしょうか。

 

今日はそこに、「抽象命令」も効果の薄い命令として加えようと思います。

 

命令そのものが、何を指しているのか分かりにくいもの、または漠然としているものです。

 

「しっかり計算する」

 

「ちゃんと話を聞く」

 

「丁寧に字を書く」

 

という感じです。

 

いかがでしょうか。

 

 

なんとなく言う意味は分かるんですが、「具体的な行動」がイメージしにくいと思いませんか?

 

 

行動がイメージできないというのは、実際に行動をおこす場面においては決定的に重要になります。

 

では、より具体的な指示に変えてみます。

 

「計算と検算はセットにしてやってね」

 

「なんて言われたか、後で教えてね」

 

「もっとゆっくり書いていいよ」

 

どうでしょう。

 

これなら指示が具体的で、スムーズに行動を起こせます。

 

 

「うちの子は、何を言っても親の言うことは聞かなくて・・・」と嘆いておられるご家庭では、是非振り返ってみて下さい。

 

もしかすると

 

「指示された事が、具体的な行動と結びついていない」

 

たった、それだけの事かもしれません。

 

言われた事の「イメージ」は理解できても、具体的な行動がすぐに思いつかない場合、お子さんは高い確率でその話を「スルー」する事になります。

 

 

「言うことが通じない」が、言い方次第で通じるようになるのであれば、とっても素敵なことですよね。

 

是非一度、今日の会話を思い返してみて下さい。

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。