高1こそ塾に通うべき理由

つばめ学院の関口です。

 

今日は高校生のお話を書きたいと思います。

 

「本来ならば塾に通ってもらいたいのに、通ってもらえない学年はどこか?」

 

という質問を私が受けたとします。

 

その場合の答えは迷わず「高1」です!

 

ちなみに、つばめ学院の高校生は今日のお話とは無縁なほどに頑張ってくれています。

 

「だったら書かなくてもいいだろう」というご意見もあろうかと思いますが、やはり気になってしまうので書いておきます。

 

 

今日はこの点について、しっかりと「現実」を知って頂きたいのです。

 

 

まず前提条件として、「高1」の通塾率というのは小学生並に低いのが現状です。

 

理由は明確ですよね。

 

「中3の受験が終わって、一段落したから」という理由ではないでしょうか。

 

 

でも、、、でもです。

 

ここで本当によくよく考えて頂きたいことなのですが。。。

 

社会に出てから大切なのは、「高校」と「大学」のどちらでしょうか?

 

もちろん、「今どきは学歴なんて関係ない」と言われる方もおられると思います。

 

そういう方にも伺いたいのです。

 

「社会に出てから、出身大学と出身高校のどちらが聞かれますか?」

 

もちろん、大学です。

 

そこで判断されるか否かは別として、明らかに影響力を「持つとすれば」、それは大学です。

 

 

以前、私は「中3の数学」と「高1の数学」のテキストにある項目数を数えたことがあります。

 

中3の数学が82項目

 

高1の数学が168項目

 

でした。見事に2倍の違いがあります。

 

 

中3の受験期を塾で過ごし、塾をやめて高1を過ごす子がどういう状態になるか容易の想像がつきますよね。

 

塾と一緒に勉強した中3の「2倍」の勉強量を、高1ではこなすことになります。

 

塾というサポートがなく、受験という外圧もない。高校生活という開放感だけはある。

 

その状況で、中3の2倍も勉強しますか?

 

これが、私が「高1」に塾に来てもらいたい理由なんです。

 

高1こそ、最も「効率的」に予習型の勉強を進めないといけない時期です。

 

高校生活を楽しく過ごすためには、勉強はロケットスタートしないといけません。

 

 

誤解を恐れずに言えば、中学卒業と同時に塾をやめて高校生活をスタートする子の多くは、「一度勉強ができなく」なります。

 

一度、「わけが分からない」状態になって、その後に浮上(する子は)するという流れが多いのです。

 

以前に所属していた塾でも、高2になってから卒業生が泣きついてくる事は珍しくない出来事でした。

 

 

逆に高1での「沈み」がなかったとしたらどうでしょうか?

 

多くの高1生が、一度沈むなかで、その子だけ高1から順調に勉強ができていたら。。。

 

その子が大学受験で圧倒的に有利になることは間違いないですよね。

 

そして、前述のとおり社会に出てから聞かれるとすれば、出身高校ではなく出身大学です。間違いなく。

 

 

「みんなが頑張る時」に頑張る事は大切です。

 

しかし

 

「みんなが頑張っていない時」にちょっとだけ頑張る事には、大きなアドバンテージになります。

 

そういう事を理解している子は、きっちりと成果を上げていきます。

 

 

それでも卒業したら、塾やめちゃいますか?

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    上野みゆき (金曜日, 06 1月 2017 12:24)

    いつも拝見させて、いただいております。

    この投稿をうちの教室のブログても、シェアさせていただいてよろしいでしょうか?

    (アメブロ SPセミナー)

  • #2

    関口良孝 (金曜日, 06 1月 2017 12:56)

    上野様
    ご丁寧にコメント頂きありがとうございます。
    もちろん、ご自由にお使い頂いて結構です^^

    今後ともよろしくお願い致します。