つばめ学院の関口です。
塾ブログのくせに、あまり塾の日常をお伝えしていなかったですね。。。
今日のつばめ学院は朝から中3受験生の「入試特訓」を実施していました。
12月からは、「入試特訓」も後半に入り、実践形式のアウトプット演習になりました。
今日の特訓前に私から生徒に話した事は、「今日からの入試特訓は”答案作成”の練習だと思うこと」という話です。
つまり、知識や技術の確認だけでなく、時間内にしっかりとした答案を作成する演習を行ないます。
今日の入試特訓で生徒が学んでくれた事は以下の2点です。
1.試験に勝つためには気力・体力をつける必要がある
2.環境に文句を言うのではなく、気にしない精神を身につけた者が勝つ
1つずつ書いていきますね。
【1.試験に勝つためには気力・体力をつける必要がある】
今日は実践形式の初日です。
毎年の事ですが、実践演習の初日は中3生の体力・気力ではズタズタになる子がほとんどです。
休憩もあまりとらず、5教科の「試験」という緊張を強いられる時間を耐え抜くわけです。
体力・気力ともかなり消耗します。
5教科の試験が終わるのを待ってから、私から生徒の伝えます。
「どうだ?疲れたか?」
「疲れたよなぁ、、、でもさ」
「試験の答案作ると同時に寝る奴がいるだろ。それって、本当に全力出してたか?いや、今日の今の時点では、それが限界かもしれない。でも、今日からの特訓で、その限界はぶち抜こうな。試験の最後の最後まで、、、絶対に見直しを諦めない気力と体力をつけるんだよ。」
「もし、今日の試験で、、、どの教科も終わってから全力で見直しをする力があったらどうだろう?もしかしたら、2〜3問は間違いを見つけられたかもしれない。本番の2〜3問では10点は違う。10点違えば、受験では合否を左右する。その10点をつかめるかどうかは、最後に見直す”力”が残っているかどうかにかかってるんだ。これから、気合いれて鍛錬していこうぜ」
そんな話をしました。
多くの子が誤解しています。
本番で10点を左右するのは学力だと思っています。
とんでもない誤解です。
受験の本番の現場では、学力ではなく体力・気力の差が点数を分けます。
だからこそ、学力とともに体力・気力をつける必要があります。この点においては、1人よりもチームで取り組んだ方が圧倒的な効果が期待できます。
そういう大きな一歩を踏み出した初回になったのではないでしょうか。
【2.環境に文句を言うのではなく、気にしない精神を身につけた者が勝つ】
今日の試験で、とても大きな音でペンを走らせる生徒がいました。
「カリカリカリカリ・・・・」
ものすごい音です。
試験監督をしながら、「これでは、まわりの子は気になるだろうな」と思いながら、何も言いませんでした。
試験後、気のしれた仲間同士である生徒はその子に注文をつけます。
「お前の書く音、うるさすぎだよ!静かに書けよ」
という話を聞いて、他の生徒も乗っかります。
「そうそう!もう、すっごい気になった!!おかげで、全然集中できなかったんだからね!」
という話まで聞いてから、生徒の会話に割って入りました。
「ちょっと、、、、待った。良い?入って」
「あのペンの音は確かにうるさかった。これは事実。俺も注意しようかと思ったけどやめた」
「えー!先生、なんで注意してくれなかったんですか?」
「それも特訓のうちだから^^」
「じゃあ聞くけどさ。本番ではペンの音がうるさい子がいないって保証あるの?ないよね?」
「何度も鼻をかむ奴がいたら?咳ばっかりしている奴がいたら?くしゃみが大きい奴がいるかもよ?」
「そういう子に、監督の先生は注意するか?しないよね。だって、悪くないし。ペンの音が大きい事だって注意の対象にはならないかもしれない。問題なのはね。周囲の環境のせいにして、自分のパフォーマンスを自分で落としてしまった事なんだよ。環境がどうあれ、自分のベストを出し切る練習をしておかなと、絶対に本番でパフォーマンスを上げることなんてできないからね。」
まわりの子は不服そうな表情をしていましたが、これは事実なんです。
これからの3ヶ月で、どんな環境においても最高のパフォーマンスを発揮できる受験生に、全員がなってもらいます。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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