お子さんを「イジメて」いませんか?

つばめ学院の関口です。

 

今日はご家庭にちょっと耳の痛い話を書こうと思います。

 

振り返ってみて下さい。

 

一言でいうならば、「お子さんをイジメていませんか?」というお話です。

 

「イジメてる」の意味には2つの側面があります。

 

 

1.辛い思いを強いている

 

2.当たり前を褒めていない

 

 

この2つの側面について書いていきますね。

 

まず1.の「辛い思いを強いる」という事です。

 

つばめ学院では、適切な負荷と適切な課題というものを意識しています。

 

特に、教室では大きめの負荷、ご家庭では小さめの負荷、と区別します。

 

これは当然です。

 

教室のように他に誘惑がなく、仲間と集中している時に大きな負荷をかけて、ご家庭のようなリラックス環境では負荷を減らして効果を最大化することを考えます。

 

すると、こんなご相談を頂くんです。

 

「うちの子は全然、つらそうにしていないんです。もっとやらせなくて大丈夫ですか?」

 

というご相談です。

 

お気持ちは分かりますが、どうしても意地悪な返答をしてしまいたくなるんです。

 

「では、お子さんが辛そうにしていると、お母様はご満足ですか?お子さんを辛い目に合わせることを望んでらっしゃるように聞こえてしまうんです。」

 

意地の悪い返しではありますが、やはり私の本心です。

 

お子さんがいつも笑顔で、学校の成績もしっかり上がる。これがなんといっても理想ですよね。

 

 

2.の「褒めない」に話を進めたいと思います。

 

よく、「今回の期末テストは頑張ってくれましたね!お母さんからも褒めてあげて下さい!!」と電話すると、、、

 

「ええ、まあ。確かに良くはなったんですが、、、やっと平均点を超えただけですから。よそと比べたらお恥ずかしい限りです。」

 

なんて、謙虚なお話を頂いてしまいます。

 

でも、です。

 

そういうお母様に、普段の面談で「お子さんの当たり前を褒めてあげて下さいね」とお願いをすると、

 

「当たり前の事ができてないんです。もう、褒める事がないんです。」

 

なんてお話を伺ったりします。

 

そう。

 

「褒める事がない」と悩んでいるくらいなら、どんな小さな事でも見落とさずに「褒める」というスタンスが非常に大切なんです。

 

感覚値的にお伝えするならば、「褒める事がない」とおっしゃる方ほど、「小さな事では褒めない」という傾向があります。

 

「何を褒めればいいのか?」と悩んでおられる方こそ、

 

小さな事に「チャーンス!!」と飛びつくべきです。

 

是非とも小さなチャンスを見逃さないで下さい。

 

次回、学校の事を知らせてくれた時に、「そうやって学校の事をすぐに教えてもらえると本当に助かる」と言ってあげて下さいね。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。