つばめ学院の関口です。
突然ですが、お子さんは「親の言うこと」をききますか?
当然ですが「なかなか言うことをきかなくて」というご意見の方が多いのではないでしょうか。
もちろん、その過程はお子さんが大人になるための必要な過程です。
それでも、「少しは親の言うことも・・・」と考えるのが親心ではないでしょうか。
そんな心の声にお応えして、今日は「お子さんに言うことをきかせるコツ」を塾の現場よりお届けしたいと思います。
まず知っておいて頂きたいのですが、塾の現場で「宿題忘れ」が起きたとします。
この場合の「宿題忘れ」は、実は「起きてしまったこと」なんです。
もちろん、厳しい指導をすることになりますが、その効果は実は限定的です。
むしろ、必要なことは「宿題忘れが起こらない環境」をつくる事なんです。
「先生が嫌がること、悲しむこと、そういう事をしたくない環境」
そういうものをどう作るかというのが非常に重要です。
では、その方法について書いていきますね。
ポイントは非常に単純なんですね。
小さな事を、しっかり見て、認める
それが最大のポイントなんです。
どういう事か説明していきます。
塾のケースで言えば、「宿題をやってこない」という事が起きた時点で、ある意味では塾の側は「負け」なんです。
なぜなら、その子の意識の中に「塾の宿題」が薄い状況になってしまっていたからです。
だから、「宿題をやってこない」は発生しているんです。
どのように、「塾の宿題」の意識レベルを上げるのか?
それは、細かいレベルから「先生の言うように行動する」という事が、「自分にとっても良い事」だと意識付ける必要があります。
(少し怪しい技術論に聞こえるかもしれませんが、大きな志を持った塾人にこそ、技術は「志を実現する手段」として重要になります)
塾で言えば、
・プリントを隣の子に渡してもらう
・掲示物の張替えをお願いする
ご家庭で言えば
・モノを取ってもらう
・電話に出てもらう
そういう細かい事を意識して「やってもらい」そして「認める」その事により、「言われた事に応じる事」が自分にとっても気持ちの良いものであると認識してもらいます。
そして、次のステップとして、「言った事のアフターフォローをしっかりする」という事が大切です。
塾の場合であれば
・字をキレイにかく
・文房具をしっかりそろえる
・提出物に名前を書く
そういう事を、「やれ」と言った後に覚えておく。そして出来た時に「しっかり認める」。これを丹念に重ねます。
それがうまく続いた時に、教室内では「先生の言うように行動する」事が、生徒本人の希望に限りなく重なっていくことになります。
是非、ご家庭でもご参考にしてみて下さい。
悪用はしないようにして下さいね^^
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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