集中力とは「力」である

つばめ学院の関口です。

 

冬期講習のために、ブログの更新を数日ほどお休みさせて頂きました。

今日からしっかり更新していこうと思いますので、お付き合い頂けると嬉しいです。

 

 

せっかくなので、冬期講習で気づいた事をお話したいと思います。

 

小学生からの学び、そして学習習慣についてです。

 

 

今回の冬期講習で、中学生は受験生も多くいますので彼ら・彼女らが頑張るのは当然と言えます。

 

私も当然、それを要求しています。

 

 

ちょっと違うのは「小学生」です。

 

 

小学4年生や5年生の「冬期講習」って、どう感じますか?

 

「ちょっと早すぎる」「年末年始くらいはゆっくり」と考えられる方も多いのではないでしょうか。

 

 

そういう大人の感覚を、当塾の小学生達は粉々に砕いてくれています。

 

 

小学生の受講生達は、中高生と同じ1コマ75分の「超集中時間」をしっかりこなしてくれました。

(2〜3コマを1日でこなす小学生もいます)

 

算数で言えば、1年間の復習は数日で終わります。

 

参加した生徒のほとんどは、1年間の復習をとっとと終えて次の学年の予習に入っています。

 

一番進んだ生徒は、小学4年生で6年生の内容をやってくれています。

(○文式とは違うので、グラフや図形も全て込みの内容です。学校で学習する全単元の知識を習得しています。)

 

私も生徒に教わったような気分です。じつは小学校の学習量というものは「その程度」なんです。

 

本気でやれば、累計数時間で復習しきる内容なんです。

 

 

そして、強調したい点はこの後です。

 

小学生達はこの冬休みに、「1年分を数日でこなす集中力」を手にしています。

 

これが決定的に大切だと思います。

 

もし、何もなければ、何も手にすることはなかった冬休み。

 

参加してくれた小学生達は「大きな集中力」を手に入れてくれたんです。

 

これが後になればなるほど、レバレッジが効いてきます。

 

 

中3受験生が5〜6時間勉強することは、ある意味では「当然」の事です。

 

しかし、その5〜6時間を「集中して」過ごせるかは、残念ながら個人差があります。

 

他人の大人が諭そうが、脅そうが、「集中力」は付与できないのです。

 

間違って欲しくないのですが、受験生はみな「本気」です。

 

やる気はあるんです。

 

ただし、「気合だけで100kgのベンチプレスを上げられない」のと同じです。

 

誰だって「気持ちがあれば、重いものも持ち上がれはず」なんて考えないですよね?

 

重いものを持ち上げるのであれば、筋力が必要です。

 

無論、持ち上げ方にコツはあるでしょうけど、筋力がなければ話になりません。

 

 

勉強も同じなんです。

 

「集中力がなければ、勉強は進まない」のです。

 

集中力は「力」です。気合でどうこなるものではないのです。

 

しっかり、時間をかけて作り込んでいくものです。

 

 

 

では、その「力」はどこから作り込んでいくのか?

 

もちろん、小学生からが望ましいです。

 

塾に来る小学生たちに「やらされている感」はありません。

 

当然です。

 

小学生には「やらされる理由」がありません。みんな、すすんで来てくれています。

 

その時期に、少しずつでも集中力を鍛えていくとどうなるか?

 

その結果は、中学・高校に進んでから大きなアドバンテージとなります。

 

 

小学生がしっかりと努力してくれている姿を見るにつけ思います。

 

時間は巻き戻せない、と。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。