Vol.614
つばめ学院の関口です。
今日は高校生の文系・理系のお話を書こうと思います。
(個人的にこの区分は好きではないですが。。。)
センター試験は文系人気
今年もセンター試験が終わりました。
今年のセンターは理系よりも文系の人気が高かったようですね。
記事の中では「景気が良くなると文系人気が高くなる」という河合塾のコメントを引用しています。
なるほど
景気が悪くなると、「手に職を」という思考から理系の人気が高まるという傾向の逆とみれば納得がいきますね。
実際はどっちに行きたいの?
現場の感覚としては「人気」という表現にやや抵抗があります。
仕事柄やはり「文理選択」に関する相談は多く受けます。
その中で、一番多いのは
「数学ができないから文系」
という意見です。文系を選択する理由としては非常に多いですね。
逆に理系を選択する場合には、消去法的な選択もありますが、まだまだ「エンジニアになりたい」という積極的な選択も多く聞かれます。
総合すると、理系は積極的理由、文系は消去法的理由とう傾向がおおまかにはあるように感じます。
(あくまで、現場感覚として)
ニュートラルな状態で私がお勧めするのは理系です。
理由は単純です。就職先の選択で有利だから、です。
多くの子にとって、「就職の前段階」として大学があるのであれば、その就職に有利な選択をするのは当然ですよね。
エンジニアをはじめとして、「理系でないと不利」な職業はありますが、「文系でないと不利」な職業というのはちょっと思いつきません。
高校数学はそんなに難しいの?
これまでの流れからすると、「とりあえず理系」という選択はもっとあっても良いように思えます。
しかし、その「とりあえず理系」を阻む大きな壁が「高校数学」ではないでしょうか。
では高校数学はそんなにも難しいものなのでしょうか?
私は「特別に難しい」とは感じません。
ただし、「苦手意識を抱きやすい」「後からリカバーできると思えない」という側面はあると思います。
いずれも意識の問題ですね。
数学そのものに内在する問題ではありません。
この「意識」をうまくコントロールすることは、実は簡単です。
「最初から分かるようにする」ことです。
最初に分からなくなると、その後は「ずっと分からない」が続きます。
最初から「分かる」を続けていけば、高校数学は何も恐ろしいことはありません。
実際に、中学時代に「数学が大の苦手で」という理由で入塾した生徒が、高校に入ってから数学が一番点数を取りやすい。なんて事も起こります。
高校数学を得意にする!
どうやれば「分かるを続ける」ことができるのでしょうか?
これも簡単です。
高校の数学を、簡単な問題で徹底的に予習することです。
常に学校の数学の授業を「知っている事の復習」にできれば少々の難問をぶつけられても対処できます。
これが中学生時代と同じように「受け身」で授業に出ると、あっという間に返り討ちにあいます。
その後は前述の通り「ずっと分からない」になるんです。
高校入学と同時に気が緩み、高1の前半で出鼻をくじかれる。
そしていつの間にか「理系は選択できない」層が現れます。
なんだかもったいない話だと思います。
高1は最初のスタートが勝負ですよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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