Vol.618
つばめ学院の関口です。
2冊ほど本を読みました。
その中で、実は同じような事が書かれていて、ひどく感激したんです。
今日はそのお話を書こうと思います。
まず読んだ本がこちらです。
なんとも、、、ちょっとお恥ずかしい感じですが。
大切な事はなにか
どちらの本に書いてあったことも要約するならば、以下の2点かと思います。
・人生は素晴らしく楽しいものである
・「人生は甘くない!」とネガティブな事ばかりを繰り返す人は、その人自身が楽しく生きていない
まさにおっしゃる通りだと思います。
私はホームページで謳っているように
「君たちの人生には夢も希望もある」を生徒に伝えたくて塾をやっています。
その意味で上記の2冊の本に共感する部分は非常に多かったんですね。
なぜ夢を潰すのか
ではなぜそんな、「人生は甘くないんだ!」的なアドバイスが多く聞かれるのでしょうか?
非常に当たり前で大切なポイントがあると思っています。
それは、「人は1人分の人生しか生きられない」という事実です。
大人は中高生よりも長く人生を生きています。
それゆえに、人生について中高生よりも知識が豊富です。アドバイスをする事ができます。
ただし、大切なことは「その長い人生経験もたかが1人分」だと言うことです。
この「1人分」という幅を広げる効果が読書にはあるのですが、それは話がそれるので触れないことにします。
経験している「1人分」が満足のいくものであれば前向きなアドバイス、不満足なものであれば後ろ向きなアドバイスになるであろうことは容易に想像がつきます。
夢を潰す大人というのは、「今に不満を持つ大人」なんだと思います。
しかし、中高生の側からするとそうは感じないんですね。
「大人の言うこと」
というのは、絶対的な真理に聞こえてしまう。だからこそ過度に反応し、ときに大きく反発するのです。
前向きに生きるための心構え
では、前向きなアドバイスだけを受け取るために、中高生はどうすれば良いのでしょうか?
まずは知ること。だと思います。
「大人のアドバイス」とはいえ、人によって違うのだということを「知る」だけで良いです。
そのことで、いろいろな意見を相対化することができるからです。
アドバイスしている大人だって、「自分の人生経験」が発言のベースなんです。
私が意識する事の1つに「第三の大人」というものがあります。
親でも学校の先生でもない「第三の大人」です。
「第三の大人」が親や学校の先生と同じ事を言っていたのでは、生徒が大人の意見を相対化することはできないですね。
ですから、できるだけ違うことを言いたいと思います。
やりたくない事はやらなくても良い
みんなが仲良しでなくて良い
お金がいっぱいあると幸せになれる
やりたい事ばっかりやって幸せに生きていく事はできる
etc…
中高生もバカではないですから、言われたことをそのまま鵜呑みにはしません。
納得できる根拠がなければ納得しません。
それが良いんです。
なんとなく「考えてはいけない」と思ってしまっていることが、実は人生を窮屈にしている事もあると思うんです。
だからこそ、「第三の大人」が硬直した生徒の思考に風穴を空けて、風通しの良いポジティブ思考を作るんです。
人生は楽しいことばっかりですよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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