Vol.621
つばめ学院の関口です。
この時期になると、どうしても受験生の事ばかりが塾の中ではクローズアップされがちです。
そんな高校入試直前期にあって、ひっそりと「あるイベント」があります。
3月5日(日) 北辰テスト 受験生準備号(中2向け)
です。
そうです。もうすでに「次の受験生」のシーズンがスタートしようとしています。
今日はそんな「次の受験生」に向けての内容を書こうと思います。
なぜ受験をするのか?
受験生になれば誰しも疑問を感じるはずなんですね。
「なんで受験なんてしないといけないんだ」
という疑問です。
疑問を感じることは非常に大切だし、またその疑問に「人生の意味」を添えてかえすことも重要だと感じています。
私が受験生に伝える「なぜ受験をするのか?」は、
「人生に杭を打ち込むため」です。
人生に杭を打ち込む
人は生きている限り必ず「辛いこと」に遭遇します。
その「辛いとき」に過去の自分を振返ります。
「あの時、あれだけ頑張れた自分なら・・・」
そう感じて、その「辛いこと」を乗り切ることができます。
ここでの「あの時」を、私は人生の杭と表現しています。
過去の杭を振返りながら、今の自分がさらに一回り大きい杭を打ち込む。
それを繰り返して、人は少しずつ大きな杭を打ち込めるようになるんだと思っています。
受験という「経験」が人を強くする
人生に杭を打ち込むことが「受験の価値」だとするならば、受験に対する考え方が少し変わってきます。
なぜなら、「合格/不合格」が受験を評価する基準にはならないからです。
「結果」がどうだったか、ではなく「経験」がどうだったか。それが基準になります。
結果によらず、「あの時、あれだけ頑張れた」と思えない経験では受験の意味がないということになります。
人生の杭を打たずに受験が終わってしまっています。
逆に「あの時、あれだけ・・・」と思える経験ができれば、その受験には大きな価値があります。
結果に価値があるわけではないんです。
だって、大人になってから「どこの高校に通っていたか」なんて何の価値もないですから。
でも中3の一時期に「これだけやった!」という経験を持つことの価値は大きいです。
その子は、その後の人生で「より大きな杭」を打ち込める可能性が高いですから。
そうやって、少しずつ大きくする杭の「最初の1本目」が高校受験にあたるのではないでしょうか。
是非とも「経験」を目的とした受験をイメージしながら、新たな「受験生としての1年」をスタートさせてみて下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
コメントをお書きください