行動が変わる「声がけ」の極意

Vol.623

 

つばめ学院の関口です。

 

和光市では連日の不審者情報が出ています。

 

27日の犯人は逮捕されたようなので、先日の犯行と同一犯であれば少しは安心できるかなと思いますね。

 

 

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不審者にご用心

 

学習塾はどうしても夜の授業になってしまします。

 

不審者情報などを聞くと、生徒の帰路が心配になってしまいます。

 

そこで塾から帰る生徒に対しては以下のような声がけをしています。

 

・できるだけ友達と一緒に帰る

・明るい道を選んで帰る

 

そしてもう1点、笑いの要素を加えて笑顔で帰路についてもらいます。

 

「いいかぁ。不審者に近づかれないためには、不審者以上に不審な歩き方をすれば良いから。こんな風にね♪」

 

そう言って、考えうる限りの変な歩き方をします。

 

「さすがの不審者も”こいつはヤバイ”って思うだろ?」

 

とりあえず今日の生徒にはウケたので「よし」とします^^

 

 

 

抽象的な声がけは意味がない

 

実は上記の声がけには、私が日々気にしている声がけの「コツ」を盛り込んでいます。

 

その1つは、「抽象表現を避ける」というものです。

 

今回の不審者情報の件であれば、真っ先に思いつく声がけは、、、

 

「いいかぁ。不審者が出てるみたいだから、みんな気をつけて帰るんだぞ!」

 

ではないでしょうか。

 

でも、、、「気をつける」ってなんなんでしょうかね。

 

具体的にどう行動すれば良いのか全く分かりません。

 

「どう行動すれば良いかわからない」という声がけは、教育の現場では「しない」のと同じなんです。

 

 

 

声がけは具体的かつ肯定表現で

 

私が意識している声がけの2点は

 

・具体的であること

・否定表現(ない、しない)ではなく肯定表現(ある、する)を使うこと

 

です。

 

ご家庭の声がけで応用できそうな例をあげておきますね。

 

「忘れ物ない?」→「今日の持ち物、もう一度チェックしてね」

 

「(宿題など)ダラダラやらないの!」→「あと5分で終わらせよう!」

 

「そうやって乱暴に字を書かないの!」→「もっとゆっくり書いた方が読みやすいな」

 

いかがでしょうか?

 

声のかけ方を変えるだけで、行動の起こしやすさが圧倒的に違います。

 

お子さんに「いくら言っても通じない」と感じられる時は、声のかけ方を変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。