そこを乗り越える力

Vol.624

 

つばめ学院の関口です。

 

今日はある記事のご紹介からです。

 

ビジネスパーソンを題材にした内容ですが、非常に示唆に富んでいると思います。

 

ろくに考えもせず、すぐ「わからない」と言ってしまう人は、結構危ういのでは。 | Books&Apps

ろくに考えもせず、すぐ「わからない」と言ってしまう人は、結構危ういのでは。 | Books&Apps

 

記事の内容を簡単にまとめると、年齢に関わらず、考えもせずに「分からない」という人は知的負荷を相手に押し付けることになり、成長は望めない。

 

という内容です。

 

 

「分からない」という言葉ほど端的に自分の弱さを表現する言葉もないと思っています。

 

塾で打ち勝つべきは、この種の「弱さ」に他なりません。

 

 

分からないのレベル

 

「分からない」にはレベルがあります。

 

低レベルの「分からない」は対象があいまいです。

 

高レベルの「分からない」は対象を限定します。

 

 

例えば、、、

 

「この問題が分からない」というレベルの「分からない」は質問ではありません。

 

「誰か助けて下さい」と言っているのと同じ。

 

そして、この子を「助ける術」はないのです。

 

なぜなら、「分かろう」という気がないところに「分かる」は存在しないからです。

 

どんなに見事な説明がされても、「分かる」には至りません。

 

別の例を挙げます。

 

良い質問は、「この解答の5行目までは分かったけど、この次になんでこうなるのかが分からない」という質問になります。

 

これは高レベルの「分からない」に分類して良いと思います。

 

 

 

引き受ける覚悟

 

紹介先の記事にある「知的負荷」という言葉が非常に印象的です。

 

この「知的負荷を自分で引き受ける覚悟」こそが、中高生の学習塾で身に付けておくべき態度です。

 

この態度が身に付けば、それこそ一生モノの財産になります。

 

何かの知的負荷を感じて「うっ」となった時に、

 

・相手の説明が悪いと居直るか

 

・自分で出来得る限りの努力ができるか

 

この違いは、単なる受験勉強レベルではなく、社会に出てからの重要な資質になるのではないでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。