Vol.628
つばめ学院の関口です。
つばめ学院では「字を丁寧に書く」「姿勢を正す」「挨拶をきっちりする」という事に粘り強く取り組んでいます。
すぐにできる子もいれば、何度も良い続けてやっと変わってくる子もいます。
なぜそんな事にこだわるのか?
もちろん、そうする事で学力が上がり、成績も上がるからです。
小中学生にこういう話をすると、必ずと言って良いほどある反応が、、、
「え?なんで、それで学力が上がるんですか?」
という質問(反応)です。
それに対する返答は、
「いいからやれ!」
です(笑)
もちろん、生徒のこの問いに対し論理的な説明をすることは可能です。
ただ、教育の現場で大切な事は、「説明すること」が必要なのか、「やらせること」が必要なのか、その見極めではないでしょうか。
つばめ学院は単なる「学習サービス業」ではなく、生徒の「世界を拡げる学び舎」です。
つまり、「生徒の世界観の外側にあるもの」」を伝える事も多々あります。
そういう場面では、いくら説明をしても無駄な局面があります。
事象を説明するための語彙や経験を、生徒自身が有していないからです。
結果として、「いいからやれ!」で、「やらせること」がその場面では真に必要な事だったりします。
よくご家庭の方と面談をさせて頂くと、
「どうもうまく説明してやれなくて、いいからやれ!と言ってしまうんです」と反省される方がいらっしゃいますが、私はどんどん言って良いと思います。
もちろん、説明できる言葉が親の側にあって、それを子供が受け取れそうな時は言葉を尽くすことも有効です。
でもそんなケースよりは、言葉では表現できないけど大切な事や、経験が未熟な相手には説明しても分からない事がたくさんあるはずなんです。
そういう時には是非、自信をもって「いいからやれ!」と言ってあげてもらいたいと思います。
それが、お子さんの「世界を拡げる」という事につながるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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