Vol.629
つばめ学院の関口です。
つばめ学院では個々人が無言で勉強と相対する「超集中空間」を創りだして、学習効果を高めていく方法を採っています。その学習の先に「学ぶ力」を身に付けるという目的があります。
今日はその前提となるお話を書こうと思います。
塾に限らず、どんな場所でも同じだと思いますが、生徒が「また来たい」と思う環境でなければ、何をしても成立しないのではないでしょうか。
その意味では、「超集中空間」の前提となるのは、生徒全員が「また来よう」と思う気持ちではないかと思っています。
では、その「気持ち」を引き出すために何をしているのか?
今日はその一端をご紹介できればと思います。
つばめ学院では、講師が団結して「生徒ひとりひとりを知ろうとする」ことを重視しています。
今日の昼間は何があって、いまはどんな気持ちで、明日はどんな予定があるか
何が好きで、将来はどうしたいのか
部活は何で、なぜそれをしているのか、部活の中でのポジションは
など、「知っている」というよりは「知ろうとする姿勢」を重視します。
なぜか?
誰だって、自分の事を「知ろう」としてくれる人が集まる場所に来たいと思うはずだからです。
また、そうして活発になったコミュニケーションは非常に楽しいものです。
1つの例をあげます。
男女にこだわらず、髪型を変えた子に対して私は必ず話しかけます。
多感な時期の生徒も多いですから、「髪型を変えた」という事に触れて欲しくない子も当然ながらいます。
それでも私のコミュニケーションは一環しています。
「あ、変えたね」
「いいじゃん、俺は前の髪型より今の方が好きだよ」
と伝えるだけです。
時々に応じてアレンジはするものの、基本的なメッセージは同じです。
本人が「失敗した」と感じていても、「俺は今回の方が良いと思うよ」と伝えます。
誰だって、髪型を変えた時はドキドキするものです。
塾にいって「なんて言われるかな?笑われないかな?」と色々と考えるはずなんです。
そんな時に、
「あ、変えたね。いいじゃん!」
と言ってくれる塾と、髪型の変化に気づいてももらえない塾。
どちらに行きたいと思いますか?
答えは明らかですよね。
今日のお話は、あくまで「前提」のお話です。
当然のことながら、この先に教務システムがあり、成績管理をしながら力を付けていってもらう事になります。
ただし、「コミュニケーション」という名の前提なしでは、全てのシステムは無価値なものになってしまうと考えていいます。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
コメントをお書きください