学歴と勉強のこれから

Vol.630

 

つばめ学院の関口です。

 

今日は学歴と勉強について書いていこうと思います。

 

10年前と比べると社会における(最終)学歴の重要度は低くなってきているという考え方があります。

 

30年前と比べると、それはより顕著でしょう。

 

そういう考えを前提として、「ご両親が就職活動をしていた頃と、お子さんが飛び込むであろう社会は違う」という話がでます。

 

私もここまで異論はありません。

 

 

東大卒の林修先生の記事もご紹介しておきます。

 

 

東大卒の林修が断言「仕事に学歴は関係ない」 (BEST TIMES) - Yahoo!ニュース東大卒の林修が断言「仕事に学歴は関係ない」 (BEST TIMES) - Yahoo!ニュース

 

 

さて、この先が大切なところなのですが、、、

 

こういう議論を経て、「今どき受験勉強なんてガリガリやっても社会に出てから何の役にも立たない」という意見に対しては大いに反論をしたいところです。

 

上記のような意見は、「なぜ学歴が重要性を失ってきたのか」を考えていないためにおきる誤解です。

 

 

なぜ学歴は重要性を失ってきたのか?

 

答えは単純です。

 

大学を卒業して就職しても、さらに勉強をして自分を磨き続けることが要求される社会になってきたから。

 

ではないでしょうか。

 

勉強のゴールが大学入試ではなくなった、という事です。

 

大学入学以降も一生涯にわたり、自己研鑽が必須になってきた。

 

そういう意味で、「学歴」が示す18歳時点での勉強到達度の重要度が下がるわけです。

 

 

この流れ、お分かり頂けますでしょうか。

 

「学歴」の重要度が下がった背景には、「勉強(研鑽)」の重要度の高まりがあるんです。

 

 

はっきりと言うならば、受験勉強「ごとき」で音を上げている場合ではない。

 

という事ではないでしょうか。

 

 

まだまだ、受験勉強というものは「答えがあって」「努力に応じた結果が期待できる」公平な勉強です。

 

この環境で、しっかりと「勉強する」ことを身に付けて社会に出なければなりません。

 

なにせ、そこで待っている社会では、「役に立つか分からないけど、とりあえず勉強してみる」という貪欲な姿勢が求められるからです。

 

 

「受験の結果」よりも「受験で何を得たか」が重視されるという事も言えるのかもしれません。

 

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。