覚えるために大切な事

Vol.632

 

つばめ学院の関口です。

 

前回は暗記に関する具体的な方法をお伝えしました。

 

「暗記方法をすぐに知りたい!!」という方は、そちらをご覧下さい。

 

 

今日は、暗記方法に関する考え方について書こうと思います。

 

もしいま、お子さんが「自己流」で暗記しているという場合には、この観点でチェックしてみて頂きたいと思います。

 

 

暗記方法そのものよりも先に考えたい事があるんです。

 

それは、「覚えた」という状態についてです。

 

なにをもって「覚えた」という状態になるのでしょうか?

 

 

100回音読すれば「覚えた」になりますか?

 

10回書けば覚えますか?

 

1回読んで覚えてしまうものだってありますよね?

 

私の結論を先に書きますね。

 

 

「覚えた状態」というのは、「いつでもその知識が取り出せる状態」だと考えています。

 

ポイントは「取り出せるか否か」です。

 

取り出せるならOK。取り出せないなら覚え直し。

 

多くの子に共通している間違いで多いのは、「取り出せるか」をチェックしないという事です。

 

 

なぜ、そういう事がおきるのか?

 

優先順位を思い違いしてしまっているからです。

 

暗記における優先順位で、、、インプットとアウトプット。大切なのはどちらでしょうか?

 

あまり意識をしていない人は、圧倒的にインプット偏重になります。

 

100回読む、10回書く、、、

 

でも、それで覚える確証はないですよね。まして、すでに覚えているものに対しては無駄です。

 

大切なのは、アウトプットなんです。

 

何度も何度もアウトプット(テスト)をして、どの程度記憶が出来上がっているかを確認します。

 

この考え方がしっかり身に付いていれば、見当ハズレな方向に努力をしてしまうリクスは回避できます。

 

 

お子さんは「インプット」ばかりに時間を使っていませんか?

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。