Vol.641
つばめ学院の関口です。
お子さんにはどんな人生を歩んでもらいたいと思いますか?
と、いきなり唐突な質問からはじめさせて頂きました。
私は塾の生徒に「豊かな人生」を歩んでもらいたいと思っています。
豊かな人生。。。
実に抽象的ですね。
ちゃんと補足していきます。
きっと逆を想像して頂けると分かりやすいのではないでしょうか。
豊かな人生の反対。
「ただ生きているだけ」という状態ですね。
豊かな日本に住む我々にとって、「ただ生きているだけ」という状態を実現するハードルは非常に低いです。
食事はコンビニやファーストフードで十分。
最近は食べ物の味も良くなり、価格も安いですから。下手に自炊するより安上がりになることもあるでしょう。
映画、音楽、読書、旅行etc
「生きる」ことが目的ならば、これらはどれも不要なものばかり。
さて、そういう生き方に「何の魅力もない」ことは、多くの方が賛同して頂けると思います。
やはり人生は楽しく生きたいですし、生きている中に感動も欲しいですよね。
そうやって、「生きる世界を広げる」という事が「豊かに生きる」という事ではないでしょうか。
その「世界を広げる」というお話ですが。
やはり、ここに勉強が関係してくるんだと思っています。
新聞に書かれている「世界」が他人事になるのか、同じ世界の出来事として感じられるのか。
偉大な先人が見出した世界観に感銘を受けられるのか否か。
それを決めていくカギが「勉強」にあります。
私はもともとの専門が物理学なので、個人的には「微分積分」の世界を理解しないで死ぬなんて、なんてもったいない。等と感じてしまいます。
何かを学んだ大人というのは、多かれ少なかれそういうものをお持ちではないでしょうか。
時間や空間を超えて、人の世界を広げる
そんな力が「勉強」にはあります。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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