我慢はチームワークではない

Vol.649

 

つばめ学院の関口です。

 

今日は「チームワーク」について書こうと思います。

 

子供だけでなく、大人も一部で思い違いをしている人がいるかもしれません。

 

少し考えていきたいと思います。

 

 

実は今度、塾で「学習ガイダンス」というものを行う予定なんですね。

 

「勉強」をする。というのが通常授業ですが、学習ガイダンスでは「勉強の仕方」について話をします。

 

通常の授業は、私が設計しているので学習効率も考えますが、生徒が家で自習する場合にはやはり効率の悪いやり方でやってしまっているかもしれません。

 

それではもったいない。

 

 

で、その「学習ガイダンス」です。

 

各生徒に日程を伝えて、「来るんだよ〜」なんて話をします。

 

当然、何人もの生徒に言われるんです。

 

「先生、その日は部活なんで行けません。」

 

「休んで来ればいいじゃん。」

 

「いやいや、絶対無理ですよ。みんな来てるし、試合も近いし。」

 

「そもそも、ガイダンスに来たいの?」

 

「その話、本当に聞きたいんです。」

 

「じゃあ、来なよ。来たいなら。どうしても部活の方が良いっているなら仕方ないけど、そうじゃないでしょ。」

 

そんなやりとりをします。

 

 

塾生に繰り返し伝えている事なんですが、

 

「チーム」のために我慢するのは「チームワーク」とは言えない。

 

そう考えています。

 

なぜなら、我慢をした人は、他の人にも我慢を要求するからです。

 

「俺だって、あの時は我慢したんだから、お前も我慢しろよ」

 

という事です。

 

そんな考えは「チームワーク」とは程遠いものです。

 

 

 

本来の「チームワーク」は全く反対ではないでしょうか。

 

自分の都合で、他の人に不便をかける。

 

そして、その代わりに他の人の都合のためにフォローする。

 

「あの時、俺の都合通してもらったから。今回は俺がフォローしないと。」

 

そういう関係だと思うんです。

 

 

私が中学の部活に否定的なのは、この「空気の悪さ」が蔓延しているからなんです。

 

「私だって、本当は休みたいんですよ」

 

なんて言う子が実際にいるわけです。

 

そういう子は、ちゃんと休んだ方が良い。そして、他の子が休んだ時にフォローしてあげるべきです。

 

そこで我慢してしまうと、その子はいずれ後輩の「本当は休みたい」を押しつぶしてしまうんではないでしょうか。

 

私はビジネスマン時代に、自分の会社以外もたくさん見てきた経験があるので断言できます。

 

ダメな会社といわれる会社の多くに、確実にこの部活と同じ空気があります。

 

 

自分を自由にして

 

友達も自由にする

 

そんな自由な仲間が強力し合う

 

それが「チームワーク」です。我慢のなすりつけ合いの先に良いものはありません。

 

 

ということで、塾生のみなさん。

 

学習ガイダンスでお待ちしています^^

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

 

 

 

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