今日は何日?

Vol.652

 

つばめ学院の関口です。

 

昨日から再開したブログですが、今日も頑張って更新してまいります。

 

本日のテーマは「面倒くさい」です。

 

なかなか、手強いテーマです。はい。

 

ところが、この「面倒くさい」という言葉1つをとっても、両面性があるように感じています。

 

この「面倒くさい」の言葉のウラに、今後の世の中を気に抜くヒントがあるのではないでしょうか。

 

【今日は何日ですか?】

塾で生活をしていると、生徒からいろいろな質問を受けます。

 

しかし、「答えたくない質問」というものもあるんです。

 

それが、上記の「今日は何日ですか?」です。

 

だって、調べればすむことですから、その程度。

 

「前回の宿題はどこでしたっけ?」

 

「試験範囲は何ページまででしたっけ?」

 

「週末のイベントは何時からですか?」

 

すべて、答えは生徒の手の中にあるんです。

 

いちいち、それに答えていては、生徒の「調べる」という行為の速度が鈍くなる気がしています。

 

【面倒くさいから聞く】

調べればすむような質問を受けるたびに言うんですね。

 

「そんなもん、自分で調べればいいじゃん」

 

「えー、面倒くさい」

 

という反応。

 

中高生なら普通かもしれません。

 

しかし、これを放置するのは危険だと思っています。

 

なぜなら、「調べる」という行為は慣れてしまえば「面倒くさい」行為ではないからなんです。

 

【面倒くさいから調べる】

つばめ学院はタブレットを使って授業をしています。

 

端的に言えば、全員がすぐにでもGoogleにアクセスできる環境があるんです。

 

しかも、手元に。

 

だったら知れべればいい事です。

 

非常に興味深い事ですが。

 

「すぐに先生に聞く子」と「すぐにGoogleで調べる子」の間には、学校の成績と強い相関があります。

 

おそらく、この事は容易に納得頂けると思います。

 

さらに面白い事があるんです。

 

「すぐに調べる子」に聞いた事があります。

 

「なんで先生がいるのに、先にGoogleで調べようと思ったの?」

 

「えー、面倒くさいから。先生だってなんでも知ってるわけじゃないし。直接聞くより、調べた方が早くてたくさん分かるから。先生には、、、調べて分からない事を教えてもらえればいいや」

 

いかがでしょうか。

 

同じ「面倒くさい」でも、全く反対の行動を起こす子がいるんです。

 

キーポイントは「調べる」という行為のハードルの高さだと思います。

 

先日も、授業前にたまたまキューバの話をしたのですが、生徒の一人は端末で「キューバ」を調べながら私の話しを聞いていました。

ほとんど知識のない状態で、「キューバってどんな国ですか?」なんて質問をするより、Googleで基本情報をさらう方が圧倒的に効率的ですよね。

 

是非ご家庭でもお試し下さい。

 

「自分の手の内にある情報は自分で調べる」

 

それが当たり前になった子の手にスマホを持たせれば、

 

「世界中の知識が手の中」に収まることになるのではないでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。