点数よりも大切な事

Vol.654

 

つばめ学院の関口です。

 

和光市内の公立中学は期末試験期間です。

 

三中はすでに結果が戻ってきていますが、二中・大和中はこれから試験です。

 

そんな試験期間ですので、今日は定期試験に関するお話を書こうと思います。

 

 

いきなりですが、、、

 

「結果」というのは、まあ、あまり重要な要素ではありません。

 

もちろん、ほとんどの人の関心がそこの集まることは事実です。

 

ただ、結果の点数ばかりを見ていては、「点数を上げる」という事が難しくなります。

 

 

順を追って書いていきますね。

 

結果としての点数というのは、生徒が「コントロール」できるものではありません。

 

他者の評価ですから。

 

コントロールできないものを上げようとする事自体に無理があります。

 

では、「コントロールできるもの」とは何でしょうか。

 

それが「準備」なんです。

 

どういう準備をするか。

 

それが、定期試験にとっては全てと言っても良いと思います。

 

当たり前の話しですが、びっくりするほどみんな忘れます。

 

当たり前の事を、当たり前に意識して、当たり前に実行する。

 

これは、実はとても大変な事なんです。

 

 

さて、

 

結果が返却され始めた、三中の生徒と早速面談を進めています。

 

今回は非常に良い結果が出た子が多いんですね。

 

そういう時こそ、面談が重要です。

 

放っておくと、ただ喜んで終わりになるからです。。。

 

良い結果が出た後の面談では何が大切なのか?

 

「成功要因の抽出」です。

 

「なぜ、今回はうまくいったのか?」この問いにしっかり向き合えるかどうかです。

 

 

前回の悔しさをぶつけた

 

得意なところが出た

 

気合をいれた

 

 

そんな分析ではだめですよね。

 

その結果、具体的にはなにをしたのか。です。

 

 

今日の面談でも、

 

「課題を提出期限の1周間前に終えた。余裕のできた1週間では、英語と数学のワークを2周させ、さらに塾のテキストの重要項目を暗記した。」

 

ここまで、具体的に成功要因を抽出できれば、これは「次につながる財産」になりますよね。

 

そしてさらに欲張るわけです。

 

もう少しやれれば良かったものは?

 

すると、

 

「実は理科と社会にも時間をとりたかった。社会はもう少し準備できれば確実に80点以上をとれたはず。」

 

そうなると、次回に向けて「社会と理科の時間」も捻出するための計画をたてていけます。

 

 

どうせコントロールできない「結果としての点数」なんてものにあまり意味はないと思います。

 

それよりも、コントロール可能な「具体的な準備」に目をむけ、そこを改善・実行していく事ができれば、点数がついてこないはずがないですよね。

 

点数に一喜一憂して終わることのないように。

 

生徒達と一緒に、しっかりとした「意味のある振返り」を続けていければと思います。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。