2017年7月7日
Vol.657
つばめ学院の関口です。
今日は七夕ですね。
とは言え、全く関係のないお話を書いていくわけですが。。。
本日のテーマは「友達」です。
私は塾生の「友達関係」に関しても口を出すことがあります。
もちろん、細々と言うことはないのですが、「友達としての在り方」については知って欲しいと思います。
受験生としての中3の友達関係。
これは非常に重要だと思っています。もちろん、「志望校合格」という観点でも重要ですが、それ以外の面に関しても重要です。
ポイントは、
「本当に友達の事を思って行動できているか?」
という点です。
中3が部活を引退したばかりの今の時期、友達同士で塾に自習に来る子は少なくないです。
例えば、仲良し3人が自習に来たとします。
当然のように3人は隣に座ります。
「おー!さすが受験生。よく来たね。頑張ろう!」
私は声がけをすると同時に質問をしてみます。
「ところで3人はなんで隣に座ったの?バラバラでも良いよ。」
「いえ、特に意味はないですけど。まあ、隣で。」
「隣に友達がいると、話しかけられたりして集中できないかもよ。」
「それは大丈夫です。僕たち、ちゃんと勉強するんで。話しません。」
「話さないなら、隣じゃなくていいじゃん(笑)」
「いや、、、でも隣の方が。隣じゃダメですか?」
「ダメじゃないよ。話さないんでしょ。でも、まだその程度なんだなって思っただけ。」
ちょっと意地が悪いと思われてしまうかもしれないですね。
でも本当に大切な事なんです。
なかなか説明だけしても理解できない子も多いので、うまくいかない経験もした後で説明をするようにしています。
「友達に話しかける」という言葉の意味が、受け手によって違うんです。
友達同士が一緒に座る子達の場合、
「昨日のテレビ見た?あれ、すげー面白かったよ!!」
というレベルが「話しかける」なんです。
でも、受験生が警戒するレベルは
「(小声)ごめん、ちょっと赤ペン貸してくんない。今日、学校でさぁ○○に貸したら・・・・」
という内容なんです。
こういう事を言われた方は、断るわけにはいきません。普通の仲良しであれば。
そうですよね。
そして、貸したペンは返ってきます。
「(小声)ありがとう。助かったよ。それ、使いやすいな・・・」
話しかけられた子は、このやりとりで2回も集中を中断されています。
話しかけた子に悪気はありません。
でも、ペンを借りるならば、友達ではなく塾に借りてもいいはずなんです。
ただ隣に居たから、たまたま借りてしまったのです。友達の時間と頭を専有して。
あらかじめ言っておけば言いのかもしれません。
「俺はもう受験生だから、勉強してる時は話しかけないでな。消しゴムとかも貸せないから。」
でも、これは言えないですよ。友達関係に影響でるから。
よってスマートな解決方法は1つです。
「友達と一緒に勉強はしない」
という事。休憩時間に楽しく会話すれば良いんです。
友情の名の下に、お互いがお互いの邪魔をし合っている関係。
私はそれを友達とは言いません。
しかし、それを友人関係だと勘違いしたまま大人になってしまう人もいるんです。
それほどまでに、中高生での友人関係の構築は重要です。
つばめ学院は、「本物の友人関係」についても指導しております。ぜひ、ご承知おき下さい。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。