挫折の先に見つけたもの

 

2017年7月18日

Vol.663

 

つばめ学院の関口です。

 

今日は私の挫折話を書こうと思います。

 

この挫折を経て、「つばめ学院」の価値観ができたと言っても過言ではないと思っています。

 

 

実は私が塾の仕事を始めた頃に、大きな悩みを抱えていました。

 

「生徒の成績を上げられない」

 

という悩みです。

 

塾の先生としては、大問題です。

 

そのころは、集団に対する授業をしていて、「分かりやすい」という感想を頂いた事もありました。

 

生徒の中の一定数は、確かに成績が上がるのですが、他の先生のように圧倒的に成績を上げることができていませんでした。

 

最も大きな違いは、「テスト対策」にあることは明白でした。

 

他の先生方は、学校の過去問を研究して、担当の先生のクセまでを読みきった予想問題を作っていました。

 

生徒はその予想問題を完璧に仕上げるだけで、面白いように成績があがります。

 

 

そして、私です。

 

何度やってもダメでした。予想問題が全く当たらない。

 

他の先生に頭を下げて、予想問題の作り方を教わりにいったこともあります。

 

「うーん、、、関口先生は、学校の過去問は見てるよね?」

 

「もちろん見てます!」

 

「なら、分かるでしょ。作った人のクセがさ。」

 

「それが分からないんです!」

 

「だってさ、例えばこの問題。ここで空所補充問題にして前置詞抜いてるってことはさ・・・」

 

それはもう、いくらお礼を言っても足りないくらい丁寧に教えて下さいました。

 

そして、、、

 

 

 

全く分からなかった

 

 

 

もう、なんで分からないかが、分からない状態です。

 

完全に自信喪失して、ポツポツ考えをまとめていきました。

 

そして、気づいたんです。

 

 

生徒は本当に幸せなのか?

 

もし仮に。私の作った予想問題が当たって、その事で生徒が点数を上げる。

 

それは、その子にとって「本当に」望ましいことなのか?

 

 

的中する予想問題を作れないがゆえに、思い至った考えです。

 

 

他人が作る試験の内容なんて当てられない。

 

だから、生徒には他の子よりも効率よくたくさん勉強してもらう。

 

どんな問題が出ても、しっかり対処できる子になってもらう。

 

そのために、毎回の授業で元気を活力を注入する。

 

 

そして、その考えが「つばめ学院」の基盤になりました。

 

一生ものの「学ぶ力」

 

予想問題や出題傾向に過度に振り回されず、必勝法を求めず。

 

自分の力を最も効率良く上げる力を身に付ける。

 

それが、つばめ学院が生徒に獲得してもらいたい能力なんです。

 

 

偉そうな事を言うつもりはありません。

 

私にはそれしか出来ないのだと思います。

 

だから、私はそれを全力でご提供しております。

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。