2017年8月10日
Vol.673
つばめ学院の関口です。
もうすぐ夏期講習も折り返しを迎えます。
とはいえ、今日も教室では小学生から高校生まで、皆しっかりと勉強を進めてくれています。
これだけしっかり勉強してくれると、当然ですが、かなりの知識や技術が身につきます。
そうなると、ちょっとした誤解も生まれます。
「知識偏重の頭でっかちになる」
「勉強ばかりすると応用力がつかなくなる」
など。まあ、完全な誤解なのですが、、、
学問をする1つの目的は、「それに何ができて、何ができない」のかを知る事にあると思っています。
私は学生時代に物理学を専攻していました。
その結果として、科学に何ができて、何ができないのかを知ることができました。
勉強に話を戻します。
勉強をしっかり頑張ってくれて、「勉強する事」が当たり前になると、どんなメリットがあるか?
それは、「勉強すればすむ事」と「勉強では解決しない事」を明確に切り分けて行動することができます。
これからの世の中では、「できる事、できない事」の見極めはより重要になるのではないでしょうか。
科学にできる事
哲学にできる事
ICTにできる事
AIにできる事
政治にできる事
それぞれの「できる事」は違います。
その違いを明確に見定めたうえで、自分の行動を決定できる事が重要なのではないでしょうか。
そのためには、それぞれの「できる事」をしっかりと学ぶ必要があります。
すべてを知る必要はないし、専門家になる必要もありません。
ただし、その輪郭をつかんだ経験がないと、いつまでも「漠然とした全体像」で世界を見ることになってしまいます。
世界をより美しく、正確に、明るく見るために「勉強」はあるのだと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。