2017年8月25日
Vol.677
つばめ学院の関口です。
突然ですが、私は「嘘が嫌い」です。
だから、できるだけ生徒には「嘘」のない対応を心がけております。
そして更に突然ですが、お子さんに嘘をついてはいませんか?
今日は、そんなお話を書きたいと思います。
つばめ学院の中学生以上は、私との個人面談をわりと頻繁に行っています。
そこで生徒の志望校を「仮決め」してしまうことがあります。
中1の子に対しても、大学まで決めてしまう事が多いです。
この時に多くの生徒が、「本当に自分はここまで行けるんでしょうか?」と心配してくれます。
もちろん、
「そりゃ行けるだろ。君の努力次第ではあるけど、頑張れば十分にいけるよ。」
と、即答します。
そして後日、お母様と電話をすると、やはり驚かれていることが多いです。
「なんか、塾の先生に言われた。って、帰ってきましたけど、ウチのコにそんな力があるとは、とても・・・」
なんて言われます。
私の切り返しはだいたい同じです。
「でもお母さん。○○くんって、まだ大して努力してないと思いません?もっともっと頑張れると思うんですよ、僕は。」
そこは大いに賛同してくれます。
「そうなんですよ、先生!私もね。もう少し本気で勉強に向ってくれたらと・・・・」
「でしたら、本気で向ってもらいましょう。これから。もし、○○くんが本気で勉強に向かえば、、、どれだけの力を秘めているのかは、誰にも分からないですよね?」
「分からないのであれば、分からないと言えば良いと思います。可能性があるなら、”ある”としっかり伝えてあげることが、大人としての誠意なんじゃないかと思うんです。」
これまでお会いした多くのお母様(お父様)が、言われます。
「ウチのコなんかには、とても無理です。」
もちろん、謙遜しておっしゃっているのだと思います。でもそれは、謙遜であり、「嘘」なわけです。
「とても無理」と断言できる材料は何一つないのですから。
その「嘘」が、言葉の言い回しだけの事であれば私も気にしません。
ところが、その「嘘」は言い続けることで、いつの間にか「本音」に変わってしまう事があります。
お子さんに「嘘」をついていませんか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。