親の知性

2017年8月28日

Vol.678

 

つばめ学院の関口です。

 

和光市内の公立学校は、今日が夏休みの最終日です。

 

夏休み最終日と言えば、、、「夏休みの宿題」ですよね。

 

明日の提出に向けて、今夜から「1人24時間マラソン」状態になっている子もいるかもしれませんね。。。

 

今日は、この夏休みの宿題についてお話を書きたいと思います。

 

「夏休み」の宿題に関しては、毎年恒例のニューズがあります。

 

「夏休みの宿題代行」の業者に関するニュースです。

 

メルカリで読書感想文が数百円で買える 母親「一緒にやる時間がない」

 

このニュースを読んで、私はSNSの上で

 

「試されているのは”愛情”ではなく”知性”」

 

とつぶやきました。

 

今日のブログでその意図について、もう少し書いて行きたいと思います。

 

私が考える「知性」という言葉ですが、純粋な「知識・知恵」だけでなく、「知に対する態度」というものも含めて表現をしています。

 

学校が出す「夏休みの宿題」って、、、、

 

親の「知に対する態度」が非常に良く出るものではないかと感じています。

 

例えば、読書感想文。

 

お子さんが、「何の本を読んで」「どんな感想を書くのか」「どんな構成にするのか」

 

が気になるかどうかだと思っています。

 

自由研究なんて、「子どもの関心事」を好きなようにまとめれば良いものです。

 

親としては非常に「楽しめる」宿題の1つです。

 

そういう宿題を、親が「面白がって」受け止めるというのは、非常に大切なのではないかと思います。

 

 

「ねえ?読書感想文はどの本で書く予定?」

 

「自由研究はどんなことするの?」

 

まずは聞いてみる。

 

「別に、、まだ」

 

と言われれば、読んで欲しい本ややってもらいたい事を提案してみる。

 

もちろん、こういう話をお子さんが「鬱陶しい」と感じるかもしれません。

 

ただ、それだけ「君の宿題内容に関心がある」という事を親が示すことの意義は非常に大きいはずです。

 

「もうやったの?いつやるの?」

 

と、「期限」に関心を持つのではなく。

 

「どんな事やるの?」

 

と、「内容」に関心を持ってもらいたいのです。

 

そういう1つ1つの「関心」が、「親の知性(知に対する態度)」だと思っています。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。