ブレイクスルーの起こし方

2017年8月31日

Vol.679

 

つばめ学院の関口です。

 

昨日で今年度の夏期講習が終了になりました。

今年も生徒達に多くの「学び」をプロデュースできたのではないかと自負しています。

 

話は変わって、本日は「限界」について。

 

 

テニス少年の涙

先日、息子が初めてのテニスの試合に出るということで、応援に行ってきました。

 

ま、結果はさんざんなもので、負けたくせに「へらへら」帰ってくる様子に父はイラッとしたりしましたが、私の愚痴を書いても仕方ないですね。。。

 

その試合の中で、私が気になった少年がいたんです。

 

小学生の男の子が、自分より少し背の高い女の子と試合をしていました。

 

おそらく、女の子の方が学年が上で、キャリアも長そうです。

 

少年は必死にその子と打ち合いをしています。

 

テニスって、簡単に打ち合いしているようですが、あのラリーは集中力のたまものなんですね。

 

集中が途切れた方が、ミスをする。特に打ち合いはそういう側面があります。

 

その男の子は、ほとんど全てのラリーで「集中切れ」でポイントを落としてしまいます。

 

「あー!!もうぅ!!」

 

途中までは続くのですが、長く続かない。そしてミスをするとすごく悔しがります。

 

結局、試合には負けてしまい、お母さんのもとに帰ると涙を流していました。

 

 

 

限界を知るから伸びる

部外者が勝手な評価をするのも失礼な話ですが、おそらく彼のいまの限界はそこだったと思います。

 

「自分の限界」を明確に知ってしまう。だからこそ悔しい。

 

テニス少年の涙には、そんな意味もあったのではないかと思えてなりません。

 

勉強でもすごく大切な事があります。

 

「きっちり自分の限界までやる」

 

という事です。

 

「限界までやる」という事は、同時に「負け」の要素を含みます。

 

当然ですよね。「負け」があるから、その手前が自分の限界なんです。

 

10時間勉強しようと思ったけど、6時間で気持ちが切れてしまった

模試で偏差値60を出す気でいたけど、58しかとれなかった

英単語テストで満点とれると思ったけど、2問も間違えてしまった

 

「負け」の要素から逃げて、「これで良いんだ」と思い込んでいると、いつまでたっても「限界」を知ることができない。

 

 

 

限界とは変化するもの

そして、ものすごく大切な論点なんですが、、、

 

「限界」とは「その時点の限界」であり、時間と努力で変化します。

 

「限界」を知り、その「限界」を突破するべき努力を重ねれば、それは「限界」ではなくなります。

 

だから、

 

「その時点の限界」という表現を使いました。

 

「負ける」ことを恐れず、自分の「限界」としっかり向き合う。

 

それが、限界を突破って成長するためのスタートラインになります。

 

勝負はそこから!

 

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。