「バカ」のかべ

2017年9月22日
Vol.683

つばめ学院の関口です。

今日は「バカ」について書いてみたいと思います。

「うちの子はバカで困ってしまいます」

なんて方には是非読んで頂きたいと思います。

まずは言葉を定義しましょう。

私が考える定義とは…

「自分の事をバカだと思っている人」です!

つまり、「〇〇ができない」というような能力的なものではありません。

同じ人間ですから。はっきり言って、能力的な差なんて大してないてす。

ただ、意識の差は大きいものがあります。

その意識において、最も低い位置にいるのが「バカ」と自分を信じ込ませてしまっている子なんです。

私たち塾の人間は、この「バカ」に関する問題にはかなり真剣です。
なぜなら、この意識の違いが勉強のパフォーマンスを大きく変えるからなんです。

想像してみて頂きたいんです。

なにをやっても、「バカ」という枕詞がついてしまう状態を。

バカなりに単語を覚える
バカなりに計算する
バカなりにに文章を読む

明確に意識しないまでも、無意識にはブレーキをかけます。

そういう意味で、私たちは「バカ」妄想にとらわれた子の意識を変えることに必死になるわけです。

ところて、です。

この意識を持ってしまった子は、なぜ自分の事を「バカ」だと思うようになったのでしょうか?

大した理由なんてないはずです。

せいぜい、

漢字を覚えるのに他の子より時間がかかった

計算間違えが多い

テストで30点をとった

そんなとこです。

大した根拠はないんです。

だったら、です。

なんの根拠もなく、「自分はできる」と思い込んだ方が良いのではないでしょうか。

少なくともその方が得することが多いんですから。

繰り返しますが、能力の差なんて大してないんですよ。

意識の差は大きい。

でも、その意識に根拠なんてないんだから、自分に得するように「思い込む」と良いですよね。

実は、たったそれだけのことなんです。

お子さんは自分の事を「バカだから…」なんて言っていませんか?

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。