人の失敗に寛容になる

2017年11月6日

Vol.693

 

つばめ学院の関口です。

 

先日、ある記事で「日本人は他人の失敗に厳しい」という言葉を目にしました。

 

 

失敗しないように

「日本人は・・・」という表現は、あまりにステレオタイプな考え方なので、あまり鵜呑みにしない方が良いと思いますが。

身の回りの生徒を見ていると「失敗しないように」と意識している子は多いように感じています。

ではなぜ「失敗しないように」という意識が強くなるのでしょうか。

 

もちろん、誰にとっても「失敗」は気持ちの良いものではないので、積極的に「失敗しよう」と考える人はいないでしょう。

しかし、何もそれだけが理由ではないと思うんです。

 

 

チャレンジと失敗は隣り合わせ

失敗を過度に恐れる子には1つの特徴があります。

 

チャレンジしたがらない

 

という事です。当然ですよね。チャレンジすれば失敗する確率が大きいですから。

この理屈はあまりに当然な事ですが、結果に是非注目して頂きたいのです。

失敗を過度に恐れると、チャンレンジできない。という事が非常に重要な事だと感じています。

 

言い方を逆にするとこうなります。

失敗を恐れなければチャレンジする気持ちが沸いてくる。

そう考えると、非常に前向きになれそうですよね。

 

 

失敗は「悪」か?

失敗を「悪い事」ととらえれば、当然その失敗を避けるようになります。

また、他人に対しても失敗を避けさせようとし、結果として「他人の失敗に不寛容」と言われる状態になるのではないでしょうか。

 

先に書いたとおり、チャレンジを増やせば失敗も増えます。

「失敗」と思っていた事は「ナイスチャレンジ」なのかもしれません。

そう考えると、「ナイスチャレンジ」を増やすことは、「失敗」を増やすことに近いとも考えられます。

 

私が塾生にオススメしているチャレンジがあります。

 

各種の検定(漢検、数検、英検、語彙・読解力検定)です。つばめ学院は準会場なので、塾で受けられます。

すごく良いチャレンジになりますよ。(宣伝のようですが・・・)

このチャレンジに失敗したことろで、なにも怪我することはないにも関わらず。

実は多くの子が「どうせ受からないし」といって受験を躊躇します。もったいないことです。

 

つばめ学院で、タイトルホルダーと言えるほどたくさんの検定合格を持っている生徒がいます。

彼は誰よりも多くの検定を受験し、合格を獲得してくれています。

でもあまり注目されないのは、その彼が誰よりも不合格の経験を持っているという事です。

たくさん受験しているのですから、不合格が増えてしまう事も当然です。ただし、その経験があるからこそ、誰よりも多くの合格をとることができているのです。

 

失敗を恐れずチャレンジできる子に育つためには、失敗が次の成長につながっていると分かる経験をしておく事が大切なんです。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 


定期試験で成績優秀者は、「じゃがりこ」と一緒にサンキューカードをもらいます。

日頃の感謝をカードに込めて先生たちに贈ります。

 

今回もたくさんのサンキューカードが集まりました。

 

次回の期末もたくさんのサンキューカードを集めます。