定期試験に向けた秘訣を公開します

2017年11月13日

Vol.696

 

つばめ学院の関口です。

 

期末試験が近づいてきました。

和光市内の公立中学では、

二中が来週の火曜から

大和中と三中は来週の水曜からが2学期末試験です。

 

今日はそんな試験前特集(?)としていくつか外部の方向けにポイントをお伝えします。

内部生の保護者の方にとっては、「いつものやつか」と思われてしまいそうですが、大切な事なので復習として読んで下さい。

 

 

危険なサインを見逃さない

まずは、「危険サイン」をお伝えします。

そもそも試験勉強がうまく進むのかどうか。一週間前の段階で分かったら素晴らしいですよね。

はい。そんな方法があるんです。

 

もうすぐ一週間前のという段階で、ぜひお子さんに「試験範囲」を聞いてみて下さい。

5教科全ての試験範囲をだいたいで良いので単元としておさえていれば合格です。

意外と、、、

「え?範囲表みないとわかんない」という子は多いですよ。

 

計画を立てずに試験勉強する子が多いのですが、その「計画のない試験勉強」を進めるうえで、頭の中に試験範囲が入ってなかったら。

試験勉強の失敗はほぼ確定です。

ぎりぎりになってから、「あれ?ここも範囲だっけ?」という事が容易に起こります。

 

 

 

課題を一週間前に終わらせる

どの公立中学でも、試験前の「提出課題」というものがあります。

この提出課題ですが、試験の一週間前に終わらせることは「必須事項」です。

試験勉強を成功させるためには、「絶対にやらなければならない事」の1つです。

 

理由をご説明します。

大事な大事な「試験前の一週間」に提出課題をやるという事は全く学習効果の低いことをやっていることになります。

理由は単純です。

試験に向けて強化すべき事以外のものが多すぎるからなんです。

 

例えば、お子さんが数学は苦手だとします。

そういう子の多くは、提出課題になったワークの「応用演習」が分からなくて苦労します。

そしてその演習問題を解くのにとても時間をかけるんです。

でも実際の試験ではどうか。

おそらく、そのレベルの問題は「解かない」という行動になるはずです。

最後の難しい問題で悩むくらいなら、計算問題の見直しをするほうが、本番の試験ではよほど時間の有効活用になります。

 

試験一週間前は、自分のレベルの「ちょっと上だけ」を繰り返し演習しなければなりません。

そのための時間を確保するために、「提出課題は一週間前に終わらせる」という事が必要なんです。

 

 

超簡単スペシャル対策

「私だってそう言ってますよ。でも、いくら言っても聞かないんです。」

なんて、お声が聞こえてきそうですね。

 

ご家庭のお母様(またはお父様)が、いくら言っても

「分かってるよ!うっさい!!」

と言われてしまうケースは多いんです。それもまた、お子さんの健全な成長ではありますが、親は心配ですよね。。。

 

私がオススメしている「超簡単スペシャル対策」があるんで、是非試してみて下さい。

 

まず、お子さんから学校で配られる「試験範囲表」を借ります。

借りた試験範囲表には、必ず「提出課題」が教科ごとに書いてあります。

コピーをとって、原本はお子さんに返してあげて下さい。

コピーの方は、「提出課題」の欄を赤や蛍光ペンで囲みます。目立たせます。

その「お母さん用の試験範囲表」を冷蔵庫にマグネットで貼っておいて下さい。

 

以上。

 

はい。以上です。

 

よくあるご質問は、

「それだけで良いんですか?」

です。それだけで良いんです。

 

目的はお子さんの意識を変えることです。

「親が提出課題を気にしている」

と思わせれば勝ちなんです。

たまに、「進捗はどう?」と聞いても良いし、聞かなくてもいいです。

細々と言い過ぎることが一番良くないです。

 

どうでしょう。

お母様は、試験範囲なんて知らなくてもいいです。

ただ、マーキングして冷蔵庫に貼るだけ。

 

そうすることで、お子さんの意識は確実に変わります。

「見られてる、、、」

そういうプレッシャー(という愛)を向けることが本質なんです。

 

是非お試し下さい。

 

 

お子さんの課題消化は順調ですか?

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

 


中3の数学は、相似な立体の体積比がメインテーマになっています。

 

「えっと、このジャイアントコーンの形がね」

「え?ジャイアントコーンじゃなくて、ジャイアントカプリコじゃないですか?」

「いや、これはジャイアントコーンの形だからさ」

「違う違う!!これは・・・」

 

というアツいやりとりをしている最中の写真です。

 

もちろん、この直後に

「あの、先生。どっちでも良いから説明を先に進めて下ささいよ」

と介入しました。