2017年11月20日
Vol.699
つばめ学院の関口です。
昨日、一昨日とつばめ学院では試験対策イベントを実施していました。
和光市内の中学では、今週の火曜または水曜から期末試験が開始になります。
今日はそんな試験対策の様子から分かることを書いてみようと思います。
勉強は技術である!
まず基本的な認識からですが、「勉強は技術である」という事を明確にしておきたいと思います。
スポーツや音楽と同様に、勉強もまた技術なんです。
練習すれば上達します。
試験対策イベントの場合、同じようなメニューを中1から中3と一日のなかで実施します。
すると分かります。
明らかに、中1よりも中3の方が「勉強がうまい」のです。
同じ子でも、中1の頃よりも中3の方が上手になっています。
「当たり前じゃないか」と言われそうですが、この点が理解されない事が多いのも事実です。
なぜなら、同じ学年の中で比べてしまうから。です。
点数が伸びない。学年順位が変わらない。
そう嘆いていても、実際の技術は向上している事もあるんです。
何が違うのか?
学年が上がるにつれて上手くなる技術とは何でしょうか。
その1つが「アウトプットする力」なんです。
「アウトプットする力」は学年とともに向上する技術です。
逆に言えば、この「アウトプットする力」を意識的に高めていければ同じ学年の中では優位な位置にたてるはずです。
この時期の中3が中1と比べて大きく違うのは、「アウトプットを意識して勉強しているか」という一点に尽きます。
受験を間近に控えた子は、いくら覚えても、理解しても、最後に使えなければ意味がないことをこの1年で嫌というほど経験しています。
だからこそ、「使えるように」を意識しながら勉強できるし、その効果が高いのです。
アウトプットする力
単に「アウトプットする力」と言っても、具体的にどういう事かピンとこないと思います。
実際の現場で何をしているかご紹介しながら納得して頂こうかと思います。
試験対策勉強会では、基本的に「確認テスト」を繰り返します。
満点になるまでひたすら繰り返します。
テストの内容は「予想問題」ではなく「基本の確認」です。
英語であれば、試験範囲の新出単語の一式・熟語・表現・文法。
そういうものを全て確認テストでチェックして、満点をとれれるまでやってもらいます。
この勉強会の目的は1つです。
生徒の中にある「できるはず」という幻想を叩き壊すこと。に尽きます。
英単語であれば、通常授業の時に少しずつ単語テストをやっています。
毎回のテスト準備をしている子であれば、「覚えているはず」なんです。
でも、できない。
いきなり
全範囲を
いっぺんに
聞かれてしまうと、全然答えられません。
「いきなり、そんなの無理に決まっているよ」と言うのは中1生です。
この時期の中3は分かっています。
「いきなり、そんなの」を聞かれるのが試験なんです。
数日後に迫っている試験に向けて、「いきなり、全範囲を、いっぺんに」答えられるように仕上げる事が試験勉強です。
基本レベルしか手が出ないなら、そのレベルだけでもやっておくべきです。
全ての教科にこの「できるはず」が潜んでいます。
この「できるはず」を「本当にできる」に変えるためのテストを、試験前最後の週末で徹底的に行います。
この週末テストを全て満点合格でクリアできれば、「できるはず」は「できるに決まってる」に変わります。
(終わらない子は、前日までの直前期に全力で「できる」に変えてもらいます)
お子さんは「できるはず」と思って試験に向かおうとしていませんか。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
11月18日(土)〜19日(日)にかけて、試験対策勉強会と理社マラソンを実施しました。
みな良く集中して頑張って来れました!
期末試験まであと2日!!
最後まで頑張って走り抜け!!