2017年12月4日
Vol.705
つばめ学院の関口です。
今日は受験生の皆さんへのメッセージ、いや、お願いを書きます。
インフルエンザの予防接種を！
お願いはシンプルです。
「インフルエンザの予防接種を受けて下さい」
という内容です。
すでに受けたという子はこの先を読んでもらう必要もありません。
問題は「受けなくても平気」とか言っている君です。そこの君！！
受験生がインフルエンザの予防接種を受けない。
という事がどういう事なのか。その意味を良く知って欲しいんです。
そのために、少し私に付き合って下さい。
自分の問題ではない
受験生として「インフルエンザ」を自分の問題だと思っていたら大間違いです。
自分の問題ではなく、他者を巻き込む重大な問題なんです。
予防接種を受けない受験生は、きっとこう考えていませんか？
「まあ、感染することはないだろうし、万が一でも感染してしまったら自業自得。文句は言いません。」
そんな甘い考えではないでしょうか。
とんでもなく甘いです。
自分だけの問題ではないんですよ。
受験生のインフルエンザは。
インフルエンザにも「潜伏期間」があります。
感染はしているけど自覚症状がでない時期です。
この時期に友達に感染させたらどうしますか？
想像してみて下さい。
自分だけでなく、友達の受験すら危機に陥れてしまう事を。
そして、その感染は「仲のいい友達」ほど可能性が高いのです。
物理的な距離が近いですから。
相手は友達だけではありません。
ご両親はどうでしょう。
うつさなくても、自分が感染してしまうだけでご両親を悲しませます。
万全の体調で試験に臨んでもらいたいと思っているご両親を傷つけるんです。
もし君が感染してしまったら。
ご両親はきっと自分自身を責めますよ。
「どうして息子（娘）の感染を防ぐことができなかったのか」
君が合格でご両親に恩返しできるなら良いですよ。
でも、受験に１００％なんてないですよね。
１００％ではないものを全力で応援してくれる家族を傷つけるかもしれない。
その可能性を下げることができる事が予防接種なんです。
予防接種を受けても感染する事だってある。
それはそうでしょう。
それでも大丈夫なんです。
「感染してこの程度で済むのは、予防接種のおかげ」と思えるから。
それがなかったら、本当に救いがないですよ。
なぜそこまでこだわるの？
私がなぜここまで、予防接種にこだわるのか。
気になる人もいるかもしれません。
それは、
経験があるからです。
知っているんですよ。
様々な要因で、本番当日に「万全の体調」で臨めなかった受験生を。
そして、残念ながら不合格になった受験生を。１人ではなく、何人か。
私は知っています。
覚えています。
忘れることができない。
だから、これだけこだわるんです。
試験当日に満足な力が出せなくて不合格になってしまった受験生。
そういう子がお母さんと一緒に挨拶に来てくれました。
お母さんはずっと泣いてます。
受験生本人は話し始めると同時に泣いてしまいます。
「先生、ごめんね」
って言うんです。
きっとその子は、「先生、やったよ！」って言いたかったはずなんです。
でも、それが言えない。
だから「ごめんね」って言う。
私は謝ってなんか欲しくない。
精一杯やったなら、「頑張ったけどダメでした！」
泣いてもいいけど、笑顔で言ってもらいたい。
謝って欲しくない。
もう過去の事です。
私に謝った本人は忘れてしまっているかもしれません。
でも、私は忘れる事ができない。
「なんで、あの時、あの子の調子を万全にできなかったのか。何かできる事があったんじゃないか。」
今でもずっとそう思っています。
あの時の生徒の涙を私は一生忘れることなく生きていく事になるんでしょう。
まあ、そういう仕事ですから。
だから、
お願いなんです。
もし、これを読んでいる君に。
大切な家族がいるなら。
お世話になっている先生がいるなら。
その人を傷つけるような事をしてはいけない。
君は良いかもしれない。
自分の事だから。
後の人生で挽回すれば良いから。
でも、君のまわりには「そうでない大人」がいるはず。
この受験で、君に最高の環境を用意する。
そのこと「だけ」を考えてくれている大人がいるはずなんです。
お願いします。
予防接種は受けて下さい。
それだけの事で、救われる大人がいるんです。
その事を知って欲しい。
そして、その人への感謝と敬意をもって予防接種を受けて下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
Think Think
という脳トレゲームがあります。
教室の端末に１台だけダウンロードしていますが、休憩時間に小学生が集まって大盛り上がり。
なぜ、そんな隅っこで、、、、
しかも床で、、、
とは言うのですが、夢中になっているので耳に入らないようです。