2017年12月20日
Vol.711
つばめ学院の関口です。
定期試験後の生徒面談と、受験生の三者面談が続いております。
そんな中で、今日は「出願先」の決め方について私の考えを書いていこうと思います。
その出願先は適切なのか?
どの塾でもこの時期は「出願先」を最終決定させるための面談をしているかと思います。
塾としては、生徒や保護者の考えている学校が「適切」であるかを判断してお伝えしていきます。
この「適切」という言葉の使い方が塾によって異なるように感じています。
私がかつて勤務していた塾における「適切」は「確実にうかる」という意味でした。
つばめ学院の「適切」は違います。
レベルが高すぎても、低すぎてもダメなんです。
受験を通じて何を得て欲しいか
塾によって異なる「適切」の基準ですが、これは生徒に「受験を通じて何を得て欲しいのか」という事によって変わると思っています。
つばめ学院では、
「生涯を通じて思い出すことのできる1年。後の人生における自信の源泉。」
をこの受験で掴んでもらいたいと考えています。
そういう観点から考えると、
「適切」な出願先というのは変わってきます。
どの学校に出願する事が、本人にとって一番のプレッシャーになるのか
少し意地悪のようですが、これが基準になります。
1年の頑張りを無駄にしない
せっかく頑張ってきた「受験生としての1年」です。
この経験を無駄にはしたくないはずです。
では、この経験は、合格しないと無駄になるのでしょうか?
それは違うと思います。
むしろ、これから先の数ヶ月。
最も追い込まれ、最も力を発揮する時期。
この時期に力を出しきれない事の方が、無駄にしてしまう事になると思います。
その意味で、
自分にとって楽すぎる出願先ではだめです。頑張りがでないから。
厳しすぎる出願先もまただめなんです。
なぜなら、生徒自身が分かっていますから。
「ま、無理かもしれないけど受かればラッキーかな」という事に。
高すぎる目標を掲げて、
「どうしてもここを受けたいのです」
という子に、出願先を変える話をすると猛反発します。
でも、です。
それが「怖い」という理由での反発であればそこで負けるわけにはいきません。
「無理かな」という受験をする事に勇気はいりません。
「ここなら大丈夫なはず」という受験にこそ勇気が必要なんです。
「大丈夫なはず」だけど、そうならなかったらどうしよう。
そういう不安な気持ちを抱えながら、3月1日の本番まで全力で走りきる。
その経験こそが、後の人生で「宝」と呼ぶにふさわしいものになるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
小学生の英語の授業風景です。
最近は中3生でも「辞書を使わない」という子が増えてきているように思います。
単語帳や教科書の巻末付録で代用してしまうようです。
それが手っ取り早いかもしれませんが、やはり英語学習の王道からすると、辞書を使えるようにしてあげる事が上達への近道だと考えています。