お金がないのが怖いのではない

2018年1月8日

Vol.713

 

つばめ学院の関口です。

 

2018年の最初のブログになります。

新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

と、改まったご挨拶を致しましたが、、、

塾の仕事をしていると、このカレンダー年というのはあまりしっくりこないですね。

なにせ、受験生はここから最後の追い込みですから。

何かが「変わった」という意識はあまりないんです。

 

 

お年玉の話

今日は少し生徒達の将来に向けたお話を書きます。

 

実は先日、冬期講習で小学生達に質問をしたんです。

「お年玉を何に使いますか?」

という質問です。

 

どんな回答が多かったでしょうか。

これはある程度、予想がつきますよね。

 

「少しだけ使って貯金(預金)する」というものです。

 

 

貯蓄至上主義のウラにあるもの

私は「貯蓄」を否定するつもりはないんです。

もちろん、将来に向けてお金を貯めておく事は大切です。

ただ、最近の子供達を見ていると、やや度が過ぎているような気もするんです。

 

「お年玉をもらったそばから、全額使い切ってしまった」

なんて、カツオくんみたいな子は皆無です。

 

私自身が貯蓄に対して意識しているのは、「明確な目的をもって貯蓄する」という事です。

買いたいモノや備えたいモノが明確にないのであれば、その貯蓄は無意味だと思っています。

むしろ、今のうちに使ってしまった方が良い。

 

リタイアしてから良いスーツを買っても着る機会がありません。

いま行ってみたいレストランは歳を重ねたら、好みに合わなくなるかもしれません。

チャレンジしたいスポーツがあるなら、身体が軽いうちにやったほうが良い。

 

では逆に、明確な目的はないけど貯蓄。という考えに人が向かうのはどういうケースなのでしょう。

 

これは良く言われる「将来に対する不安」だと思います。

 

でも、もう一歩踏み込んでみます。

 

「将来に対する不安」=「将来の自分に対する自信のなさ」だと思っています。

 

 

大切な事はお金じゃない

「将来の不安」に備えるために必要な事は「お金」ではないと思います。

 

そうではなく、

お金を生み出す能力。そして、その能力を有している、または成長させているという実感ではないでしょうか。

 

「いま自分は成長している」「この成長を継続すれば世の中に貢献できる」「○○を通じて世に貢献したい」

 

そういう意識を明確に持てる子は、「いまのお金」に固執しないで済むのではないかと思っています。

 

世に必要なモノを生み出せる力を持っているならば、それをお金に変えていく事はできます。

 

お金にかえるべき「モノ」がない場合には、いまあるお金を有効に活用するしかありません。

 

塾の生徒達には、将来において換金可能な「モノ」を自分の中から無限に創り出す力を身に付けてもらいたいと思っています。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。


冬期講習期間中はたくさんのお土産や差し入れを頂きました。

 

この場を借りて御礼申し上げます。

 

塾生と楽しく分けさせて頂きました!