プロアスリートに学ぶ「暗記」の極意

2018年1月17日

Vol.716

 

つばめ学院の関口です。

 

「明日は学校で単語テストだぁ」

「英単語の小テストやるらしいんだよね」

「計算力コンテストがあるんだけど・・・」

 

お子さんがそんな事をこぼしている夜はありませんか?

そういう小テストが「ある」とご家庭で話してくれるだけでも、親子の関係が良いのだなぁと思ってしまいます。

 

さて、今日はそんな言葉が聞かれた時に是非確認して頂きたい事をお伝えしたいのです。

 

 

家庭学習に「テスト」を組み込んでる?

意外な盲点なので是非知っておいて下さい。

 

「明日は漢字テスト」という大事な夜に、、、

実はお子さんが一度も「テスト」をしていない可能性は高いのです。

大人の感覚としては不思議ですよね?

 

仮に50問の漢字テストがあるとします。

前日まで(真面目な子は)頑張って、読んだり書いたり、テストに向けた練習をします。

ところが、肝心の「テストの練習」はしないんです。

テストは「ぶっつけ本番」でやるものだと「勘違い」している子が非常に多いですね。

 

 

プロアスリートに学ぼう!

突然ですが、ここでプロサッカー選手にご登場を願いたいと思います。

私のようなアラフォー世代にとっては「一時代を築いたスーパーゴールキーパー」という強烈な印象を残された川口能活選手です。

 

川口能活がスーパーセーブを呼べる理由

 

ここで川口選手が非常に興味深い事を言われています。

「スーパーセーブ」と称される好プレーを連発した川口選手はこう語ります。

 

「そもそもスーパーセーブと言われるプレーはいつも練習でやっていること」

 

そうなんです。

「練習だったらできること」なんです。

「練習だったらできること」が「本番という特殊な舞台」であっても再現できたとき。

人はそれを「スーパーセーブ」と呼ぶわけです。

 

 

「テスト」をしよう!

川口選手から我々が学ぶべき事は次の事です。

 

「本番で出したいパフォーマンスは、練習の場では必ずできる状態にしなければならない」

 

お話を最初に戻しますね。

 

小テストの勉強をしている段階で「テスト」をする子は本当に少ないです。

しかし、です。

練習段階で満点をとれないのに、本番で満点がとれますか?

 

というより、練習段階ですら「満点をとれるのか分からない」というのが多くの子にみられる現状です。

本番でどうなるかは、、、言わずもがなです。

 

よく生徒から質問を受けます。

 

「どうやって覚えたら良いですか?」

 

私の答えは明確です。

 

「とにかくテストをしまくる」

 

紙に書く、声に出す、じっくり読むetc…

インプットのやり方はおまかせします。(コツはありますが・・・)

 

まずそれ以上に大切な事が抜けているんです。

多くの子が「自分は何を覚えていて、何を覚えていないのか」を把握できていないのです。

 

テストして、覚えて直して、テストして・・・

そうやって自分の状態を絶えず確認する作業が「覚える」という事なんです。

 

意外と高校生でも、入塾時に話を聞いてみるとできていません。

 

 

お子さんは「テスト」していますか?

 

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。


教室の掲示より

 

この掲示。実は生徒には何も説明をしませんが、1つのメッセージを込めています。

 

「綾瀬はるか、かわいいよね」

ではなくて、、、

 

 

私が込めるメッセージは以下の通りです。

 

背面にある「Destiny is a matter of choice」を「メッセージ」として受け止めるのか、「なんか英語が書いてある背景」として受け止めるのか。

 

どちらのスタンスの大人になるのか。

いま、それが問われている。