定期試験でしっかり点をとる!【入門編】

2018年2月8日
Vol.725
つばめ学院の関口です。
和光市内でも各中学で「小6生」向けの入学ガイダンスが始まってきました。
ということで、今日は「新中1生」に向けて、定期試験で点数を取る方法の入門編をお伝えします。

「試験勉強」が分かっていない

当然ですが、中学に入ったばかりの1年生は「試験勉強」というものが全く分かりません。
これについて、「こうすると良いよ」という指導が学校でされる事は皆無です。
したがって、中学生は個々に「試験勉強」とは何かを考えなければいけません。
当然と言えば当然ですが、まずはこの事を知っておいて頂くだけでも大きな違いがあります。
「学校で指導してもらえる」と思っている子は意外に多いですから。

 

 

「課題」に潜む落とし穴

中学の途中で塾に入ってくる子で一番多いのが「課題」の落とし穴にハマってしまった子です。
各中学校では、どこでも教科担当の先生が「試験前の課題」を出すことが一般的です。
毎日の宿題は出さない代わりに、定期試験前になると問題集やノートの提出をさせられます。
私自身の記憶でいうと、私が中学の頃にはそのような「課題」はなかったと思います。
もし同世代のお父様やお母様の場合は、「自分は課題などなかった」と思う方もおられるでしょう。
そして、この「課題」が勘違いを引き起こす大きな要因になるので是非注意して下さい。

 

 

「課題」は試験勉強ではない

つばめ学院では塾生全員に「課題は試験1週間前に終わらせる」という事を行ってもらいます。
指示をしないと、多くの子は「提出課題をする」=「試験勉強」と勘違いをしてしまいます。
試験に向けて最初にやるべき事は、試験対策のために「真っさらな1週間」を確保することなんです。
次の問題は「真っさらな1週間」に何をすべきか?です。
方針は以下の2点です。
・「できるはず」の事を完璧になるまで仕上げる
・「もう少しでできそう」を「できる」に変える
当たり前のように思われるかもしれませんが、そうでもないのです。
試験前日まで「課題」に追われる子は、明らかにできる計算問題や、難しすぎて手が出ない難問。
または、なんだか分からない英文の答えを赤ペンで書き込むという「作業」に追われることになります。
試験直前で「作業」に追われる子の成績が伸び悩む事は当然の事です。
しかし、この当然のスパイラルに陥っている子が多い事もまた事実です。
中学に入学する子達には是非とも知っておいて欲しいのです。
まずは「真っさらな1週間」を確保する事から全てが始まる。
「何をすれば良いの?」と悩む事こそが、試験勉強のスタートなんです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。

入試直前!!

 

高1生が中3の受験生にアドバイスしてくれています。

「お前がそれだけ頑張ってるんだから、絶対に大丈夫だよ」

先輩からの激励は、先生とはまた違う重みがありますよね。

 

教室の中で、そういう上下のつながりがあることも素晴らしいと思います。