2018年2月21日
Vol.729
つばめ学院の関口です。
埼玉県立高校の入学試験まであと8日となりました。
3月1日が入試の本番ですが、その3日後には「現中2生」を対象とした北辰テストが実施されます。
埼玉県では「北辰テスト=高校受験」のイメージが強いですから、これはまさに受験生の世代交代を感じさせる象徴的な数日間になります。
言い訳が通用しない世界
高校受験は多くの生徒にとって「はじめての受験」になります。
この受験期に生徒が何を学ぶかは、その後の人生において実に大きな影響を与えると思っています。
では、そこで「何を学ぶべき」なのか。
大きな1つが「言い訳をしない」という事ではないでしょうか。
塾に入って間もない生徒は、塾に来るまでに宿題ができていない事があります。
当然のことながら、私にガツンと怒られる事になります。
そこで未熟な子ほど言い訳がでます。。。。
「急に学校で残ることになって・・・」
「部活が・・・」
「家の用事で・・・」
そして更に怒られます。
「知らん!!お前は同じ事を受験会場の本番でも言うのか!!」
理由がどうあれ、結果は結果です。
忙しくても、体調が悪くても、不慮の事故が起きても。
やるべき事は「増えも減りもしない」というのが受験の事実です。
無理をしろと言うわけではありません。
ただ、「結果」は受け止めたうえで、しっかり帳尻を合わせていかなければ受験生の1年は走りきれません。
なぜなら、最後に待っているのが「受験」だからです。
言い訳は一切無要の「合格」と「不合格」が受験生を待ち受けているのです。
社会にとっての「当たり前」
「言い訳一切無要」なんて書くと、受験生は大変だと思われるかもしれません。
でもそんな事はないですよね。
社会に出たら厳しくもなんともなく「当たり前」の事ですから。
「頑張った」や「悪くない」は社会では通用しません。
「結果」を淡々と求められるだけです。
私は塾を経営していますが、
「私は頑張っている!」「私は正しい事をしている!」と声高に叫んだところで塾生が増えるとは限らないですよね。
生徒や保護者にとっては、「つばめ学院に通いたい」と思うかどうかが全てです。
ただ「当たり前」の事です。
むしろ、一般の中学生は「義務教育」という枠組みの中で、社会の「当たり前」から隔離されてきただけだと思います。
受験生になる子達には「むしろ、今までが普通じゃなかっただけ」である事を伝えています。
受験を楽しもう!
今日のお話はちょっと厳しいですかね。。。
いや、厳しく書くつもりはないんです。
むしろ、受験生は「受験」を楽しんでもらいたいとすら思っています。
何かを身に付けるという事は、基本的には喜びです。
そして、自由の獲得につながります。
自転車に乗れると行動範囲が広がります。
コンピューターを使えると知識の幅が広がります。
身体を鍛えると行動の幅が広がります。
なんでも同じです。
言い訳をせずに結果を受け入れて行動する事を身につけるとどうなるか?
予期せぬ出来事に対する対応の幅が大きく広がるのではないでしょうか。
社会に出てからは、この「予期せぬ出来事」こそが面白いです。
分かりきった出来事に面白味なんてないです。
そうであれば、「予期せぬ出来事」を面白がれるかどうがが人生の面白さを創っていくのかもしれません。
受験はその入口です。
新たな受験生達は、これからの一年間を楽しんで下さい。
これまで経験した事のない「予期せぬ出来事」が次々にやってきます。
全力で避けて逃げるのではなく。
楽しんで乗り越えていく。
それが今後の人生に大きな影響を与えるはずです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
昨日時点での写真です。
決戦まで遂にヒトケタです。
一気にヒートアップ!!