新生活のはじまりに

2018年4月9日

Vol.734

 

つばめ学院の関口です。

 

今日はお昼に駅前の蕎麦を食べに行きました。

ちょうど和光高校経由のバス停がお店の前にあったので、入学式に向かうと思われる親子とたくさんすれ違いました。

駅の構内には、大きなスーツケースを引きながらどこかに向かうフレッシュマンと思しき集団がいました。

ホンダのR&Dに配属が決まった子達でしょうか。

 

新生活の始まり

 

を感じさせてくれる一日のスタートです。

 

 

今日は昔話を

今日は学習コラムを離れて、私の昔話を書いてみようかと思います。

 

私が新入社員として社会に出たのは今から14年も前になります。

学者になるという夢を諦め、同時に企業での研究職という選択肢も捨てました。

イチから新しい分野で挑戦しようとIT企業に就職しました。

 

入社当初から生意気の限りを尽くした1社目だったと記憶しています。

当時の上司の方々には本当にご迷惑をおかけしました。。。。

 

 

歩き方が気に食わない

入社初日

「新天地での挑戦」を胸にいだいて意気揚々を歩き出したことを良く覚えています。

 

そして気付いたんです。

「スーツを来たビジネスマンがみな下を向いて歩いている」という事に。

 

もちろん、全員がそうだったわけではないでしょう。

ただ、当時の私にはそう見えてしまったんです。

 

「なんだよ、なんだよ。みんな下向いて歩いて。こんな暗いオッサンどもは俺が全て蹴散らしてくれるわ。」

本気でそう思っていました。

恥ずかしい限りですが。

 

そしてある人を見つけます。

信号待ちをしている向かい側。

40代とおぼしき男性です。

キレイにスーツを着こなして、まっすぐ前を向いていました。

 

目が合いました。

私の心を見透かしたように

 

笑った

 

ように見えたんです。

 

入社初日にはそんな思い出があります。

 

 

良き大人でありたい

だからこそ折に触れて思い出したいんです。

そして自分に問いていたい。

「自分はあの時の男性のようになっているのか?」を。

 

今日はいつにも増して、まっすぐ視線を前にむけて歩きました。

 

いつ、どこで

血気盛んな若者と目が合うかもしれないからです。

 

目があったら微笑みを返してあげたいのです。

心のなかで「頑張れよ」と言いながら。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。