中間試験の結果をはかるリトマス試験紙

2018年5月2日

Vol.740

 

つばめ学院の関口です。

 

学生諸君はゴールデンウィークの前半を終え、そして今日の下校後からはゴールデンウィークの後半に突入!

というタイミングではないかと思います。

 

せっかくの連休ですから。

勉強に限らず、遊びや家族との時間など、普段はできない事に時間を使ってもらいたいなと思っております。

 

とはいえ。

全く勉強しなくて良い訳ではないですからね。

今日はそのあたりを書いていこうと思います。

 

 

G.W.のリトマス試験紙

和光市内の公立中学は、連休が明けると1学期の中間試験を迎えます。

大和中 5月24日〜5月25日

二中  5月17日

三中  5月17日〜5月18日

上記が試験の日程です。

二中・三中が、大和中にくらべて1週ほど早い日程です。

 

この中間試験。

お子様の準備は万全でしょうか?

 

簡単にチェックできる、「リトマス試験紙」的な質問があるので、ここでお伝えしますね。

 

「今回の試験の範囲はどこ?」

を、主要教科と言われる数学・英語について聞いてみて下さい。

これで明確な回答が得られない場合は、もれなくアウトだと思って下さい。

(高確率で満足のいく試験結果が得られません)

 

 

知らなければ何もできない

例えば二中の3年生を例にあげましょう。

試験範囲表はすでに配られています。したがって、

 

「試験範囲を答えられない」ということは、「範囲表をチェックしていない」と同じことです。

 

この状況で明日から2週間前という状況を迎えるにはあまりに準備が不足しています。

なぜなら、「明日以降、少なくとも連休中にどの程度の勉強をしておけばよいか」の見通しが全くたたないからです。

 

二中の数学に関して言うならば、、、

試験日までに提出すべきワークの課題が18ページ出ています。

このうちの8割方は連休中に終わらせておきたいので、16ページくらいまではやりきる予定が必要です。

連休中に毎日3ないし4ページですね。

 

大切な事は

「このような段取りを知らないと、行き当たりばったりになってしまう」という事です。

連休中に勉強しようが遊ぼうが、本質的にはどちらでも良いのです。

ただ、その遊びや勉強をしている時に、

「進んでいるのか、遅れているのか」

「その進みや遅れはどの程度なのか」

を把握できていないと、最終的には

「頑張ってけど、うまくいきませんでした」

になってしまうのです。

 

 

基本に立ち戻る

「連休中にワークの8割を終わらせる」と書きました。

塾生以外の方にはちょっと分かりにくいかもしれませんので、基本的な方針を最後に補足します。

(塾生の保護者の方は復習程度に読んでいただけると幸いです。)

 

試験勉強の大原則は、「試験の一週間前に学校の課題を終える」ことです。

まず、そこから全てが始まります。

 

理由を書きますね。

仮にお子さんの数学の点数が前回は60点だったとします。

次の目標点に80点を掲げます。

 

その場合に「どこを強化すれば良いか」は明確です。

 

計算問題は難しい問題でも確実に得点できるようにします。

(おそらく簡単な計算問題は解ける力はあるはずです)

文章問題のような応用であれば、最難関の問題をパスして、平易で解きやすい応用問題をしっかりとりにいく。

これが大まかな戦略にです。

 

この子の場合。最後の一週間でやるべき事はなにか。

・計算問題のなかで複雑なもの

・文章問題のなかで解きやすいもの

この2点を徹底的に攻めた方が良いですよね。

そうであるにもかかわらず、「学校のワーク課題が終わっていない」という生徒はどうなるでしょうか。

 

解けるはずの簡単な計算問題や、試験当日には手を出さない可能性の高い難解な問題を解くのに、貴重な「試験一週間前」の時間を費やすことになります。

 

これでは、試験の点数が上がらなくても当然です。

 

したがって、試験の1周間前を「対策期間」として丸ごと明けるために学校の課題は試験一週間前までに終える必要があります。

そのために、この連休でどこまでやるべきかを考えると良いのではないでしょうか。

 

お子さんは試験範囲を把握していますか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。