失敗を越えて

2018年5月8日

Vol.742

 

つばめ学院の関口です。

 

今日はいきなり引用から入ります。

 

 

私は9,000回以上シュートを外し、

300試合に敗れた。

決勝シュートを任されて26回も外した。

人生で何度も何度も失敗してきた。

だから私は成功したんだ。

 

 

これは名バスケットボールプレイヤーのマイケル・ジョーダンの言葉です。

私はバスケをほとんど見ないのですが、そんな私でも「ブルズのジョーダン」くらいは知っている。そんな超スーパースターですよね。

 

 

失敗の中にしか成功はない

マイケル・ジョーダンの言葉を私が解説するまでもないことですが、やはり「成功は失敗の中にしかない」という事を身をもって知っている人の言葉だと思います。

 

こういう話をすると意味を理解できる生徒は多いですが、「実感」をともなって感じることの出来る生徒は少ないです。

 

先の言葉を少し別の表現をします。

「たくさんの成功を持っている人は、実はたくさんの失敗も持っている」

と、私は表現しています。

 

 

とある受験生の話

これは去年の中3生のお話です。

彼は高1でいま塾に通ってくれていますが、実は「検定の合格ホルダー」だったのです。

 

つばめ学院は、「英検」「漢検」「数検」「語彙・読解力検定」の準会場になっています。

塾で申し込んで、そのまま普段の教室で受験する事が可能です。

彼はこの「地の利」を活かして、全ての検定にほぼ毎回チャレンジしてくれていました。

 

結果として受験期には多くの「合格」を手にして、私立の併願などでは有利な条件で相談を進めることができました。

(最終的には第一志望の県立に進学しました)

 

多くの生徒が彼に言いました。

「いいよな〜、○○は。そんなに検定持ってて。俺ももっと検定とれば良かった。」

 

そう「もっと検定とれば」という言葉に、私は違和感を感じます。

なぜなら、その子は知らないからです。

彼が「どれだけ検定で不合格にあったのか」を。

 

多くの子は「合格する」ことしか考えないし、他人が「合格した」ことにしか意識を向けません。

だからこそ、「合格できそう」な検定しか受けないのです。

結果として二の足を踏むばかりで「受検」に至らないことが多いのです。

 

それでも確かに「分かっている子」がいることも事実です。

何を分かっているのか?

「失敗の先にしか、成功はない」という事実です。

 

先の彼に関して知るべき事実は一点です。

「誰よりも多く受検し、誰よりも多く不合格を経験し、結果として誰よりも多くの合格を手にした」

 

それだけです。

 

 

受けないから受からない

6月は検定シーズンですね。

是非、検定を「受けて」下さい。

 

私は毎回、生徒に言います。

「検定、ちゃんと受けろよ」

その回答は、多くの場合ほとんど同じです。

 

「だって、どうせまだ受からないし」

 

「合格しろ」なんて一言も言っていません。

でも、多くの子は

「受からない」からと言って尻込みします。

 

「受からない」でもいいです。

「受けて不合格」と「受けずに何もしない」は天と地の差です。

 

「受からないなら、受けても無駄」

とうい考え方は、「成績が伸び悩む」子に共通した考え方です。

「不合格」になるのは、労力の無駄遣いに映るようです。

 

だからこそ、スーパースターの名言を伝えたいのです。

失敗の先にしか、成功はない

のです。

 

マイケル・ジョーダンですらそうなんです。

 

我々凡人はもっとたくさん失敗しなければ足りません。

 

お子さんは「失敗」を恐れていませんか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。