50〜60点からの成績を伸ばす

2018年5月22日

Vol.747

 

つばめ学院の関口です。

 

 

勉強会でやっていること

先週の土曜日は、つばめ学院で「試験対策勉強会」を実施しました。

今日はその話から始めようと思います。

 

「勉強会」でやるべき事は何でしょうか?

暗記?計算?気合い注入?

 

そのどれでもありません。

 

徹底して「意識を変える」必要があります。

それは、

「最初の1回目で正解する」という意識です。

 

試験直前の勉強会になれば、多くの生徒は「分かってはいる」状態です。

その状態から一歩踏み込むと、

「最初の1回目でどれだけ正確に知識をアウトプットできるか」が決定的に大切になります。

 

 

みるみる点数が削られていく

いまの時期はどの学年も数学が「計算問題」です。

この計算を例にとって説明します。

 

一番簡単な単元の計算問題が10問あったとします。

その問題を解いて

「全てを一回目で全問正解できるか」が重要です。

むしろ、それが全てと言っても良いかもしれません。

 

ここで多くの生徒が勘違いしてしまう事があります。

 

10問のうち1問間違えた。という事を重大な事としてとらえていないという事です。

「9割できてるからOK」としてしまいます。

 

もし最も簡単な問題で1割間違えるとします。

その子は、中程度の問題では3割間違えます。

なぜなら、「中程度の問題」というのは「最も簡単な問題」が何度も問題の中で繰り返されるからです。

 

最初の一歩目。

「最も簡単な問題を一回で全問正解する」

それができないと、当日の点数はどんどん削られていくことになります。

 

なぜなら、試験では「最初の1回目」しか採点してくれないからです。

 

この事は計算にかぎらず、英単語や社会的な事柄でも同じ事です。

 

文章問題も計算を含んでいる

当然のことながら、(応用)文章問題もまた計算を含む複合問題です。

いくら立式ができても「正しい計算」ができないと、結局はその設問で満点をとることができません。

 

「習った事は分かっている」それでも、50〜60点から伸びない。

そんな子は、この事を疑ってみたた方が良いと思います。

 

「一番簡単な問題を、1回ですべて正解できるのか」

 

その「1回目に対するこだわり」が中程度以上の得点を取るときのポイントになります。

「分かっている」というのは、「2回目には全て正解できる」という意味で使われているのかもしれません。

 

お子さんは「1回目の解答」にこだわっていますか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。