2018年6月17日
Vol.756
つばめ学院の関口です。
なかなか成績が伸びなくて悩んでいる人へ
このブログでは「成績が伸びる方法」を良く扱いますが、今日は「伸び悩んでいる人」に向けたお話を書きます。
塾の現場で会う生徒は十人十色です。
すぐに結果を出してグイグイ伸びる生徒がいる一方で、なかなか結果に結びつかなくて苦しんでいる子もいます。
結果が出ない理由も様々です。
・「やっている」の水準が低い
・「やり方」が間違っている
・「やろう」という気持ちが続かない
今日はその理由に注目するのではなく、「結果が出ない」というその事自体にも1つの価値がある事をお伝えしたいと思います。
伸び悩み、苦しんでいる子の役に立てれば嬉しいです。
重要な事は「再現性」
中学生の成績が伸びずに悩んでいるとします。
そこで是非考えてみたいのです。
「その子の生涯」にとって、その事はどれだけの重大事でしょう?
おそらく、中学の成績「そのもの」が人生を左右する程の事ではないはずです。
これは、良くても、悪くても。
重要な事は、その状態に「どう向かうのか」という姿勢ではないでしょうか。
そこで著名なヒーローの言葉を借りたいと思います。
僕は天才ではありません。なぜかというと自分が、どうしてヒットを打てるかを説明できるからです。
これはメジャーリーグのレジェンドとも言えるイチロー選手の名言です。
塾の現場で見ていると、非常に対照的な生徒を見ることがあります。
1人は何でもすぐに理解できてしまうがゆえに、「なぜ自分ができるのか」を説明できない子。
1人は苦労を重ね、試行錯誤の末に成功を手に入れたために「自分なりの成功法則」を説明できる子。
いま、成績が伸びずに悩んでいる子は、この後者になる可能性を秘めています。
イチローが自分を「天才ではない」と語ったのと同じように。
大切な事は自分の勝ちパターン
塾で生徒に経験して欲しいのは、単に「成績が上がった」という経験ではありません。
その成功のために何があったのか。それを強烈に意識できる成功体験です。
あれもダメ。これもダメ。
そういう試練にあう子は少なからず存在します。
勉強には「誰にでもあう万能薬」はありません。
我々もまた、生徒と同じように試行錯誤しているのです。
そして。
結果が出ない時こそ、自分が気弱になります。誰かに励ましてもらいたくなります。
君なら大丈夫。この努力の先に、光が必ず待っている。
そう言うために、塾人はいるのかもしれない。
そんな風に思う事は多いのです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。