勉強王に至る道

2018年7月7日

Vol.758

 

つばめ学院の関口です。

 

和光市内の公立中学の期末試験が終了しました。

「このタイミングだから」というわけではないですが、つばめ学院で試験前に生徒にお話していた内容をブログに書きたいと思います。

 

 

量より質?

勉強をする時に常についてまわる問題として、「勉強は量か質か?」「量より質が大切?」というような、「量と質」の問題があります。

 

確かに、ダラダラ3時間やるよりも集中した1時間の方が結果としては得られるものが多い事になります。

ただ、このお話は実際に「ダラダラ3時間」と「集中した1時間」が本当に起きるのかをあまり考慮していない気がします。

 

私が知る限り、自身の体験も含め「1時間だけ集中して勉強をする」ことは非常に稀なケースです。

はっきり言って、あまり起きない状況なわけです。

 

 

より現実的な考え方

現実的に「起こり得る」範囲で効果的な勉強を考えましょう。

 

量と質には実は「順番」があると感じています。

 

それは、時間→量→質という順番です。

 

勉強において、まずやるべきは「勉強時間を増やす事」です。

(その方がやりやすいよ、という意味です)

この段階では、1時間より3時間、3時間より5時間。

とにかく内容は別にして、長時間勉強した方が偉い。と考えます。

 

そして、第2段階に移ります。

この段階では、「同じ時間の中でどれだけの勉強をしたのか」を考えます。

同じ1時間の間に問題集2ページをこなすより、3ページ・4ページと「量」を増やしていきます。

 

多くの場合では、「勉強をする事」によって、勉強の集中力が上がります。

つまり、「勉強をすればするほど、勉強がはかどる」という状態です。

(大人であれば誰しも経験があると思います)

 

この状態を上手に利用して「多くの量」を勉強できる状況をつくります。

 

 

最後に効率

そして最終段階に移ります。それが「効率」です。

非効率な勉強を見直して、無駄なものはなくし、より効率の高い勉強法を取り入れていきます。

(効率の良い勉強はそれだけで1記事使ってしまうので、また別の機会にゆずります)

多くのケースで挫折してしまっているのは、いきなり最後の「効率の良い勉強」を狙っているからではないでしょうか?

 

そもそも「長時間にわたり勉強できる」という体力を持っていないうちに効率化を図っても、結局は「勉強に耐えられない」という壁で挫折してしまいます。

 

まずは「内容なんでどうでも良いから、とにかく机に向かう」という時間を長くする事から考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

お子さんはいきなり「効率の良い勉強法」を狙って挫折していませんか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。