2018年7月23日
Vol.760
つばめ学院の関口です。
今日からつばめ学院では夏期講習がスタートします。
毎年の事ながら、やはり塾の夏期講習はテンションがあがります。
今日はそんな夏期講習を前に、受験生と交わした会話をお伝えしようと思います。
本当にそれは苦手科目なのか?
「私、理科と社会が苦手だから、、、」
そう話してくれたのは、中3の受験生でした。
確かにその子は英語や数学に比べて、理科と社会の点数が低い傾向にありました。
しかし、ただそれだけの事です。
それをもって「苦手」と判断するのはあまりに早すぎます。
そう生徒に伝え、
「あのね、まだ本気でやってもいないものを得意とか苦手とか言うこと自体が間違いなの。」
と話しました。
やってないだけ
冷静に考えてみると良く分かりますが、中3の受験生は「これまでやった量」以上の勉強をこの後にやってもらいます。
だったら、現時点での「苦手」なんて感覚は全くあてにならない事になります。
理科や社会で、お子さんはどの程度「家庭学習」をやってきたでしょうか?
学校のワークをただ書き写すだけ、というような作業を除いて考えます。
すると、中間・期末前の直前期に4〜5時間を理科や社会の勉強に使っていれば良い方ではないでしょうか。
仮にお子さんが「理科が苦手」と言っているとします。
毎回の試験前に「5時間」」を理科の家庭学習に使ってきたとします。
2年間でどのくらいでしょうか?
年間5回の定期試験があるので、2年間で10回。
つまり50時間が理科の家庭学習時間になります。
さて、夏期講習です。
つばめ学院では、中3の受験生に「200時間」の勉強を義務として課しています。
これまで1人の例外もなく「200時間以上」の勉強を「夏休みだけ」でやりきります。
200時間を5教科で割ってみましょう。
200÷5=40時間
どうでしょうか?
この2年間とほぼ同程度の勉強を「夏休みだけ」でやりきってしまう計算です。
勉強の苦手意識は勉強で跳ね返す!
2年間というと長いようですが、その中の勉強時間と同程度をこの「夏休み」でやりきるわけです。
2年間で凝り固まった「苦手意識」を夏休みに吹き飛ばすことなど決して難しい事ではありません。
なぜなら、それだけ勉強をするからです。
毎年のように見られる光景ですが、理科や社会を入試で「得点源」にする生徒の多くは、実は夏休み以降にその成績を伸ばす傾向が強いです。
理由はすでにご説明のとおりです。
勉強は「受け身の授業時間」ではかるものではありません。
「前向きな学習時間」こそがその子の学力の礎となるのです。
学習塾の夏は本当に多くのドラマが生まれます。
そしてその主役となるのは、ひたむきに努力を重ねるお子さんです。
お子さんはこの夏の「主役」になりますか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。