2018年8月5日
Vol.762
つばめ学院の関口です。
タイミングの話
どんなも事にも言えることなんだと思いますが、物事には「おいしいタイミング」というものがあります。
例えば、
ジョギングで体脂肪が燃焼するのは、運動開始してから20分後からだと言います。
つまり、ダイエット目的のジョギングにおいては「20分後」がおいしい時間だと言えますよね。
私は筋トレも好きなので、
筋トレの「おいしいタイミング」は「もうダメだ」と思ってからの1〜2回だと言われています。
別の言い方をすれば、「これは楽勝」と思ってやっている最初の10回はあまり意味がない事になります。
「おいしいタイミング」をうまく活用することが、効率良く結果を出すためにはとても重要なのだと思います。
勉強はスクリーニングが大切
では勉強における「おいしい」タイミングは何でしょうか。
まずは、「暗記」にターゲットを絞ってお話します。
私は塾が英単語を覚える時には、「いきなりテスト」をおすすめしています。
その名の通り、英単語30個を覚える「前」に、いきなりテストをします。
そして、もし1つでも2つでも書けるものがあれば、それを除いた28〜29個を覚えます。
さらに言えば、半分程度を覚えたらすぐにテストしたほうが良いです。
大切な事は
「すぐに書けるもの」は、そもそも「やる必要のない」ものです。
さっさとスクリーニングして、その後の「覚えるべき単語」を絞りこむ事が大切です。
暗記における「おいしいタイミング」は、「いま自分が覚えられていないもの」が明確になったところからなんです。
できていない問題がそろったらチャンス
数学のような「理解」が必要な勉強について「おいしい」というタイミングはどこでしょうか。
例えば、授業で内容を説明して理解してもらいます。
そして、問題演習です。
この時、実は「すぐに問題が解ける」というのはあまり重要ではありません。
その問題はもう忘れても構わないものです。
試験で初めて見ても、実はすぐに解けるという事です。
「理解したと思ったのに、解いてみたらうまく解けなかった」という問題。
これを峻別して「解ける」という状態にする。これが、理解を必要とする勉強において最も効果が出る瞬間です。
この瞬間を意識するだけで、勉強の効率は大きく向上するはずです。
「おいしいタイミング」を意識して、是非とも「おいしい勉強」をしてもらいたいと思います。
お子さんは「おいしい勉強」をしていますか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。