勉強の効率を劇的に上げる方法

2018年9月8日

Vol.766

 

つばめ学院の関口です。

 

9月になりましたね。

お子さんの夏休みの学習状況はいかがでしたか?

つばめ学院では今年の夏もしっかり夏期講習で生徒諸君には頑張ってもらい、受験生達はこの9月から新しい段階に入りました。

 

今日のブログでは、夏期講習の後半くらいから生徒達にお伝えしてきた「勉強効率を上げる方法」について書いてみようと思います。

 

 

大前提としての「時間」

つばめ学院の中3受験生は、全員がこの夏に200時間以上の学習をしてくれました。

多い子では300時間を超えた生徒もいます。

ちなみに、9月の目標は「学校の時間を含めない」で、100時間以上です。

 

こう書くと、次のようなご意見を頂くことがあります。

「勉強時間ばかり長くても、中身が伴っていないと意味がないじゃないか」

 

このご指摘は正しいと思います。

確かに「時間」だけでは意味がなく、「中身」も大切です。

 

今日のブログは、その「中身」のお話です。

ただ、ご注意頂きたいことは、優先度としては「時間」が先なんです。

つばめ学院では夏にこの「時間」という課題をクリアできたので、次の「中身」に進んでいます。

 

 

 

中身を充実させるとは?

では本題です。

「中身を充実させる」とはどういう状況でしょうか?

 

これはイメージがしやすいと思います。

「同じ1時間」であっても、より効果の高い1時間を過ごすこと。これが「中身の充実した1時間」ですよね。

 

まず、その「充実した中身」のための心構えから書きます。

この時期の受験生であれば、是非とも意識してもらいたい事なんです。

 

いま解いているその問題、覚えている事項、etc…

それを「次に」目にするのは「本番」の試験だという意識を持つことです。

 

これは単なる「意識」の問題だけでなく、事実としてそういう事は起きるのです。

私が今日の「入試特訓」でお話した内容でお伝えします。

 

今日の理科では「光の性質」や「圧力」を扱っています。

その「光の性質」と全く同じ問題が今後の授業で出ることは稀です。

(いろいろなパターンを経験してもらいたいので)

 

しかし扱っているのは「入試問題」です。

本番の入試で、今日と同様の問題が出題される可能性は十分にあります。

 

だからこそ、「今日の問題とは入試まで2度と会わない」という意識が重要なんです。

 

 

すぐに使えるテクニック

ある程度の「時間」をしっかり勉強できるようになった子にできるアドバイスをお伝えします。

 

勉強の第一段階としては、「勉強時間を確保する」ことが大切です。

そして、その段階をクリアした子の勉強時間の「中身」を向上させるテクニックがあります。

 

それは、

「勉強を始める前に目標をたてる」という事です。

 

特に大仰に構える必要はありません。

「この1時間で3ページは問題集を進めよう」

「この30分で単語を10個覚えよう」

その程度で良いのです。

 

勉強を始める前に、簡単に決めるだけ良いです。

それが大きな効果を上げるのです。

 

その理由を説明します。

 

「中身」の効率を上げるために最も警戒するべき事は何でしょうか?

 

「ただなんとなく1時間を過ごす」

こういう事だけは絶対に避けたいはずです。

それを避ける方法が「目標」です。

 

仮に「1時間で3ページ」という目標で勉強を始めるとします。

30分が経過して、1ページしか進まなかったらどうでしょうか?

きっと焦りますよね。

もしかすると、そこから集中して遅れを挽回する事もあるでしょう。

 

大切な事は、その「挽回のチャンス」を作り出すことです。

何の目標もなく漫然と勉強を始めたらどうでしょうか?

「30分で1ページ」という進捗に何も感じることができません。

しかし、目標があれば「遅れ」に気づくことができます。

 

「遅れ」を作り出すことが、実は「効率」を生み出す秘訣なんです。

 

お子さんは漫然と机に向かっていませんか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。