2018年9月13日
Vol.767
つばめ学院の関口です。
当塾では漢検・数検・英検のすべての検定が塾で受検いただける準備をしています。
この秋の検定では非常に多くの生徒が申し込みをしてくれています。
今日はその「検定」について書いてみようと思います。
検定に意味はある?
そもそも、のお話です。
「検定」を受けることに意味はあるのでしょうか?
もちろん、あります!
ただ、その「意義」についてはなかなか理解されていないように思うんです。
多くの場合で「検定」を意識するのは高校受験以降ではないでしょうか?
「受験で加点されるから」という理由で検定を受ける子は実際には多いです。
しかし、つばめ学院では「無条件で」受検することをおすすめしています。
検定が毎日の学習効率を上げる
つまり、「検定があるから受ける」という事を習慣にするという事が大切です。
検定があるたびに受検する子が得る価値とは何でしょうか?
それは、「目的意識をもった学習習慣」ということに尽きると思います。
小学生から中学生、高校生になるにしたがい1つの傾向があるんです。
それが「怒られないための勉強」です。
これをやらないと怒られる。そういう心理から「やったように見せる」という行為が出てくるのが、小学生から中学生にかけての時期です。
その時期にかかる前に「検定」を受ける習慣をつけることは本当に大切だと思っています。
当然ながら、「検定を意識した勉強」では「やったふり」は通用しません。
というより、その事を自分が自覚しています。
「こんな事をしても、受からないよな」と考えられます。
しかし、検定のようなものがないとなかなか意識できないのも事実です。
小学生や中学生は「頑張れば報われる」の神話を信じています。
そこに嘘があるとは思いませんが、「頑張る」の意味は人によって変わります。
その変化はいずれ「自分なりに頑張った」に変わります。
客観的に「やったのか」を意識しながら勉強できるか否かは、日々の学習に影響します。
日々の学習に影響するという事は、効果が指数関数的に変わることを意味します。
私が小学生のうちから「検定」をおすすめする根拠はここにあります。
常にみんなが準備不足
この秋の時期に限らず、2ヶ月の間に英検・数検・漢検が集中します。
そして多くのご相談を受けるのが、
「どの検定を受けるべきでしょうか?」というご質問です。
答えは決まって「全部」。です!
そして、それを断る理由は分かっています。
「そんなに全部は準備が間に合いません」です。
私の返答は
「時間があれば、そんなに準備をしますか?」です。
この時期、小学生・中学生が忙しい事は理解をしているつもりです。
体育祭(運動会)の練習がある
日々の宿題がある
学校の課題がある
中間試験がある
etc…
分かります。分かっています。
しかし、「だから受けない」というのはちょっと違うんです。
なぜなら、いま小学生・中学生である生徒諸君が社会人になった時を考えます。
「万全の準備をして事に臨む」という事はあるのでしょうか?
優秀な人であればあるほど、「準備不足」で事に当たります。
身近な例で言うならば、検定の合格を最も多く獲得する生徒は、「最も多く受検した生徒」なんです。
最も多く受検するという事は、最も多くの不合格を経験することを意味します。
どんな不合格も、どんな準備不足も、全てを受け入れて「合格」のために努力を継続する子が多くの喜びを手にします。
たかが検定されど検定
次回の検定を「受ける」のか「見送る」のか。
その積み重ねがお子さんの精神力を作り出すと確信しています。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。