2018年10月4日
Vol.770
つばめ学院の関口です。
10月に入りました。
少しずつ涼しくなってくると、我々のような塾人は更にテンションが上がってきます。
さて、今日は「勉強をする」という事について少し前向きな気持ちになれるお話を書きたいと思います。
勉強は魔法である
今日のお話は下の2冊の本の内容を私なりに編集してお伝えしたいと思います。
ミライの授業(瀧本 哲史 (著))
これからの世界をつくる仲間たちへ(落合 陽一 (著))
まず結論です。
勉強をするという事は「魔法」を身につけるという事なんだと思います。
「魔法」というと、なにか怪しげな響きもありますかね。
ある呪文を唱えると、空を飛んだりする、アレです。
簡単には「勉強」と「魔法」は結びつかないかもしれません。
私が授業で生徒に話す時には「江戸時代の人が現代社会を見たら?」というたとえを使います。
どう見えるでしょうか?
空には飛行機というデカい鉄の塊が飛んでいます。
道路にはこれまた車という鉄の塊が信じられないスピードで走ります。
スマホという小さな箱を使えば、指一本で遠くにいる人と会話ができます。文字は一瞬で届きます。世界中の映像を見ることが簡単にできます。
これを魔法と呼ばずに何と表現すれば良いのでしょうか?
そして、これらを「魔法」と呼ぶべき重要な要件が1つあります。
多くの人がその仕組を理解できていない
という事です。
「なぜかしらないけどそうなっている」というだけです。
これは、単に我々の生活の中で「魔法」を使える事が日常化しているだけの事ではないでしょうか。
ファンタジーの世界ではなく、私達の現実社会には魔法が溢れかえっています。
君はどちらになるの?
我々は特に意識することもなく、毎日、魔法の恩恵をうけています。
スマホを取り出し、指一本で「タップ」というおまじないをすると、音楽を聞くことができます。
銀行に言って、「預金」というおまじないをすると、放って置くだけでお金が増えていきます。
(いまはゼロ金利ですが・・・)
テレビに向かって「リモコン」のボタンを押すというおまじないをすると、無料で映像を好きなだけ見ることもできます。
こういった「魔法」は、「なぜそうなっているのか」を意識させる事なく、我々に「結果」だけを届けてくれます。
もう一度書きますね。
これは「魔法」です。
「魔法」である以上は、魔法を「かける人」と「かけられる人」がいるんです。
「魔法をかける人」になれたら楽しいと思いませんか?
勉強がもたらす恩恵の1つは、この「魔法」の謎を解き明かせることだと思います。
そして、さらにそれを進めていくことで、「新たな魔法をかける人」になる事も可能なんです。
魔法をかけろ!
新しい魔法を作る事は可能です。
いまの小中学生が大人になる頃には、「自動運転の車が好きなところに運んでくれる」という魔法は実現しそうです。
多くの人にとってはそれは「魔法」になるでしょう。なぜ自分が好きな所に運んでもらえるかを理解できないからです。
ただし、その裏には確実に「魔法をかける人」がいるはずなんです。
歩けなかった人が自由にあるけるようになる魔法
遠く離れた人が隣にいるかのように話ができる魔法
人間がより長く、健康で生きていけるようになる魔法
現代の社会で虐げられてきた人が自然に暮らせるようになる魔法
私達の世界をもっともっと良くする魔法はたくさんあります。
その魔法を作り出し、人々の生活に魔法をかける人になる。
それは、きっと勉強の先にあるのだと私は信じています。
魔法使いになりたいと思いませんか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。