2019年1月31日
Vol.779
つばめ学院の関口です。
つばめ学院がいま変わろうとしている事について今日は書いていこうと思います。
お子さんが楽しく勉強に取り組む方法についてのお話です。
生徒を元気にしたい
つばめ学院では「塾に来た生徒を元気にする」を目標に日々の授業を行っています。
担当講師の間で目標を共有して取り組んできています。
イメージとして講師に伝えている事は、「塾に来る時よりも帰る時の方が生徒が明るくなっているようにする」」というイメージです。
塾に来ることで生徒が満足して帰ることをめざしています。
(「終わったぁ!」と開放感で元気になるのとは別です。実際には多いですが、、、)
いま変わってきているのは、その「元気にする方法」の部分です。
「勉強が理解できる」という事で生徒が元気になる事もありますが、もっと強力な方法がある事に気づいたのです。
元気の源は「成長感」
より強力な方法は「成長感を実感できる」ことではないでしょうか。
塾に来るたびに「今日も自分は成長できた」と実感できるならば、その塾はとても価値があるはずです。
勉強を教わる場所ではなく、自分が確実に成長できる場所。
塾という場所はきっとそういう場所になるべきなんだと思っています。
成長感はなにも勉強そのものとは限りません。
姿勢が良くなった、字が丁寧になった、かばんの中が整理されるようになった、挨拶が元気よくなったetc...
勉強以外にも成長できる事は数限りなくあり、またその全てが勉強の効果に波及します。
そうだとすれば、成績を上げるためであっても、我々がまずすべきなのは「成長」を実感させる事なのだと思います。
小さな成長は自分で気づけない
そして大切なポイントがあります。
それが、小さな成長を自分だけで実感することは難しい、という事です。
塾に来て過ごす時間は50分や100分程度です。この時間でわかる「成長」というのは非常に小さなものである事が多いのです。
自分一人ではまったく自覚できないかもしれません。
先週の自分と、今日の自分の間に何の成長も感じられない。それではどんな人でも元気はなくなってしまいます。
生徒の成長を伝えるためには、時に細かい部分に注目し、時に時間軸を大きく引き伸ばし、その子の変化を見つけていきます。
そして見つけた成長を本人に伝える。
そうする事で、お子さんにとって塾は「自分の成長を見つけてくれる場所」になります。
塾がすべき事は「お子さんの物語を語る」ことになります。
ある生徒は計算が苦手。
毎回、計算途中で符号をつけ間違えてしまします。
しかし今日の授業ではその符号間違いがゼロではないけれど減っています。
更に見てみると、ある特定のパターンで間違えていますが、他で間違いは起きていません。
そうだとすれば、修正すべきポイントはそのパターンの問題だけです。これがクリアできれば符号の間違いが発生しなくなる。
それを伝える事で「成長」を実感できるはずです。
別の生徒は単語が覚えられない。
塾の単語テストがかったるい。
今日も5割程度しか正解できなかった。
しかし、10分間の覚え直し時間を設けて講師と覚え直して再テストしたら8割まで正解できた。
講師とした事と同じ事を家でやってこられたら。。。
次回は塾に来て最初のテストで8割以上の正解ができるかもしれない。
そう伝える事で次回への期待が生まれるかもしれません。
生徒達が日々の自分の小さな成長に注意を向けられるようになる事は、勉強面だけでなく非常に大きな財産になるはずです。
お子さんは成長を実感できていますか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。