上手な塾の使い方

2019年3月26日

 

つばめ学院の関口です。

 

今日は塾の上手な活用方法について書こうと思います。

塾生の保護者の方から頂く質問の中で「子どもために親は家で何ができますか?」という声を多く頂きます。

もちろん、塾にお任せ頂ければとは思うのですが、親の立場から塾をうまく活用する方法というものについて、お伝えできればと思います。

 

 

家庭では何をするべきか?

まず結論を書いてしまいますが、

「塾の小テストに対する意識を高める」という事をご家庭でして頂くと非常に効果的です。

これは私が感じているというよりも、結果を残している生徒のご家庭を考えてみると間違いなくそうだ、という事です。

 

つばめ学院では(ほぼ)毎回の授業で「小テスト」を実施しています。

この小テストで満点を継続する子と、8割で満足する子の間には数ヶ月で大きな差ができてしまいます。

ご家庭でのお声がけをいただくのであれば、「今回も満点、頑張ったね!」「今回は惜しかったね、あと3点」というように毎回の小テストにお子さんとご家庭の意識を向けることがとても有効です。

 

もちろんそのためには、塾で小テストを実施し、その都度ご家庭へのフィードバックをしている事が前提になります。

もしお通いの塾で対応していない場合には、是非ともつばめ学院にお声がけを。

 

 

小テストが大切な理由

では、なぜ「小テスト」にこだわるのでしょうか。

理由は単純なんですね。

 

学力は小テストの準備をしている時に伸びるから

 

なんです。

授業を受けている時には伸びていません。単に新たな知識を得てその確認をしているだけです。

最終的にはその知識を「いつでも取り出せる状態」にすることが、学力が伸びた状態です。

したがって、小テストの準備というのはまさに「前回の授業内容を取り出せるようにする」であり、この時に学力が伸びることになります。

 

 

満点にこだわる

小テストの内容にもよりますが、基本的には「満点をとる」ことが小テストの目的です。

結果は「満点」と「それ以外」です。

3割も8割も「満点ではない」という意味では変わりないのです。ここは「満点」を取ることが大切です。

 

もし8割を「良し」としてしまうとどうなるでしょうか。

授業が終わって1週間後に知識が8割に低減したとします。翌週は「8割の8割」ですから、6割4歩です。

もし定期試験が6週後にあるとしたら、その知識は26%にまで落ちてしまう事になります。

試験前の勉強が忙しくなるのも当然ですよね。ほとんど覚えていないのですから。

 

もう一点、「8割」ではダメな理由があります。

小テストに対する準備の質が全く変わるのです。「満点」と「8割」では。

やってみると分かるのですが、どんなに簡単な小テストでも「毎回、満点を取り続ける」という事は難しいものです。

なぜなら、ちょっとした気の緩みやミスも許されないからです。

そのため「満点をとるための準備」というものは、ただ単に「分かっているか」だけではなく「どこでミスしやすいか」「どんなところに注意するか」という失点ポイントまで把握しておく必要があります。

この勉強法って、定期試験で高得点を積み上げる時の勉強法と同じではないでしょうか。

そして小テストであれば、その範囲はずっと狭く、また改善させるサイクルもずっと短いのです。

 

小テストを活用しない手はないです。

ただし、この事を生徒だけで理解して取り組むことは難しいものです。

まわりの大人がしっかり小テストを「盛り上げる」役割をする必要があります。

 

定期試験の結果では遅いのです。

1週間のスパンで改善の高速回転をできる子は、どんなところでも大きく伸びると確信しています。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。